「守・破・離」(以下、守破離)についてもうちょっと話します。
自分自身も以前は思ってたんですが、
「型を真似してるだけじゃ、離の状態、つまりは自分オリジナルなんてできるの?」
と思う人もいると思うのでそれについてお話します。
自転車の例を前に出しましたが、これをちょいと考えてみて下さい≡☆
補助輪という“守”・型の元で“破”の状態を通過して、補助輪無しで自転車に乗れるという“離”の状態になると話しました。
離の状態になったら自転車ジグザグ走行ができたり、片手運転できたのはなぜでしょう。(もしくは手離し運転、念のため例えとして出してるだけであって奨励してるわけではありません(苦笑))
つまり、私が言いたいのは、基本ができるようになったから応用がいつの間にかできるようになるという事例がきちんとこのように存在するという事です。
こう考えても、型にはまることそのものが決して怪しい宗教みたいに人間を画一的にするわけではないのです。
このテーマに準じた言葉を紹介します。
「創造は模倣より始まる」
無からは何も生まれないのは誰も否定できないものと思いますし、創造と模倣はセットのものだと思います。
やはり英語や語学に限らず、何においても模倣は大切だと思います。
最後に受験漫画として有名な「ドラゴン桜」内の台詞も持ってきます。
シチュエーション)
東大合格のために勉強合宿し始めた水野と矢島。思うようにいい結果が出せない矢島が指導教官たちに文句を言い出す…
「思うように点が取れねえからってイラツいてんじゃねえ」
「そんなんじゃねえ もう少し人間的に接してくれってんだ!
あんまりカタにはめるみてえなこと連発されると頭にくるんだよ!」
そこで指導教官の桜木(主人公)が言う!
「“カタ”がなくてお前に何ができるっていうんだ
素のままの自分からオリジナルが生み出せると思ったら大間違いだ!
創造するってことはまず真似ることから始まるんだ!
基礎となる“カタ”をまず身につけ それを工夫とアイデアでアレンジしていくんだ!
てめえにその基礎があんのか!」
「“カタ”にはめるな!なんてホザくやつはただのグータラの怠け者だ!てめえは今がその結果のくせにデカい口叩くなっ!」
表現とかキツメなのもあるけど、一理ある事と思いますし、読んでた私自身耳が痛い面ありました。(苦笑)
この言葉の本質をうまく捉えてみてください。