要約:
“脳” は概念を論理的に操作するコンピューターであり、“意識” もまた、概念を認知する。
本文:
例えば「自分は部屋に居る」ということを認知する場合、壁、天井、床、柱、窓、扉といった概念を視覚的に認識するという過程が前提となる。
また「自分は彼女(彼)に恋をした」ということを認知する場合には、彼女(または彼)の容姿や言動、感性やものの考え方などをさまざまな面から捉えて、感情的、あるいは理性的にも惹かれるようになることがきっかけとなるであろう。
このとき脳の中では物理的な概念や感情的な概念、あるいは理性的な概念が操作され、それぞれの結論を意識が認知する。
この “概念” というものは、物質的に現実世界に存在するものではなく、反対に意識の中にあるのは概念の操作だけであり、概念自体が “意識界” に内在しているわけではない。
意識の中での概念の操作や他の人との情報交換においては、言語が、“概念” のラベルとして大きな役割を果たしている。
このため “物質界”、“意識界” を補完する場として、意識も物質も存在しない、“概念界” なるものの存在を提唱したい。
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