変えた覚えがないのに、なぜ体型だけ変わるのか
「別に、生活は変えていないんだけどな」40代になって体型が変わってきた男性からすると、ここが一番納得しにくいところです。食べる量は、それほど変わっていない。仕事も同じ。休日の過ごし方も、昔と大差ない。なのに鏡を見ると、「あれ?」となる。久しぶりに女性と会う。デート用の服を着る。昔よく着ていたタイプの服を選ぶ。すると、自分の記憶にある自分と、鏡の中の自分が少し違う。そんなことがあります。では、なぜなのか。今日、一番お伝えしたいことはこれです。「生活を変えていない」ことと、「体型が変わらない」ことは別です。ここを混同していると、40代の体型変化は非常に分かりにくくなります。同じ生活でも、「同じ条件」とは限らないたとえば、「太った理由は何だろう?」と考えたとします。多くの人は、まず生活を振り返ります。食べる量が増えた?お酒が増えた?運動が減った?仕事が忙しくなった?夜遅く食べるようになった?ところが、特に思い当たることがない。すると、「何も変えていないのに、なぜ?」となります。しかし、ここには一つ見落としがあります。生活には、「何をしているか」だけではなく、「その生活を、どんな状態の体が受け取っているか」という側面もあります。生活が同じでも、その生活を受け取る自分まで、10年前とまったく同じとは限りません。これが重要です。昔と同じように食べている。昔と同じように働いている。昔と同じように休日を過ごしている。だから、「昔と同じ見た目になるはずだ」とは限らないのです。つまり、入力が同じでも、受け取る側の条件が違えば、結果まで同じになるとは限らない。まず、この前提を持っておく必要があります。「何も悪いことをしていないのに」は、おかしくない40代になると、「別に暴飲暴食しているわけじゃない」「昔より食べているわけでもない」「生活が急に乱れたわけでもない」それなのに見た目が変わった。という人がいます。すると、「何も悪いことをしていないのに太った」という感覚になります。でも、これは不思議な現象ではありません。生活を固定していても、生活を受け取る側まで固定されているわけではない。ただ、それだけです。筋肉の状態。エネルギー消費。脂肪のつき方。姿勢。回復のしやすさ。40代の体型を見るときには、こうしたものを一つずつ分けて考える必要があります。詳しい中身については、この先の記事で扱います。この記事で覚えてほしいのは、「生活が同じ=体も同じ」ではないという一点です。恋愛では「昔からこうだから」は通用しないそして、この話は40代から恋愛を始める男性にとって重要です。なぜなら、これから出会う女性は、10年前のあなたを知らないからです。「昔はもっと細かった」「若い頃はこんな体型じゃなかった」「この生活を20年続けている」それは、自分にとっては重要な情報です。でも、初めて会う女性からすると関係ありません。女性が見るのは、今日、目の前にいるあなたです。ここは少し厳しいようですが、とてもシンプルです。過去にどうだったかではなく、今、どう見えるか。恋愛の準備で確認するべきなのも、こちらです。人は「生活が同じだと、自分も同じ」と感じやすいなぜ体型の変化に気づきにくいのでしょうか。理由の一つは、生活が連続しているからです。昨日と今日で、突然別人になるわけではありません。月曜日に起きたら、いきなり10歳老けているわけでもありません。毎日はつながっています。そのため、「いつも通り生活している自分」と、「いつも通りの見た目の自分」が、頭の中でセットになりやすい。ところが、この2つは同じではありません。生活は大きく変わっていなくても、見た目は少しずつ変わっていることがあります。毎日の変化が小さいから、自分では気づきにくい。しかし、久しぶりに写真を撮ったとき。昔の服を着たとき。女性と会うために少しきれいな格好をしたとき。そこで突然、「あれ?」となるわけです。突然変わったのではありません。突然、気づいた。この違いは大きいです。原因探しの前に、「事実」を分ける体型が変わったと感じたら、人はすぐ原因を探します。「酒かな」「運動不足かな」「年齢かな」「食事かな」もちろん、原因を考えること自体は悪くありません。ただし、最初から決めつける必要もありません。特に注意したいのが、「最近、何を変えたか?」だけを探すことです。食生活は変わっていない。仕事も変わっていない。生活時間も変わっていない。すると、「原因がない」となります。でも、この探し方では、最近変えたものしか見つかりません。体を取り巻く条件が以前と違う可能性は、最初から対象外になっています。そこで、考え方を変えます。生活は変わっていない。しかし、見た目は変わった。この2つが同時に存在している。ならば少なくとも、「生活が同じなら、見た目も同じになるはず」という前提は捨てていい。まずは、それで十分です。「40代だから」で終わらせないここでもう一つ注意があります。「じゃあ、全部年齢のせいなんですね」と考えるのも早いです。逆に、「自分の生活が悪かったんだ」と全部自分の責任にする必要もありません。年齢によって変わっていく部分。生活によって変わっていく部分。この2つは分けて考えたほうがいい。筋肉なのか。消費なのか。脂肪のつき方なのか。姿勢なのか。その中身については、これから一つずつ見ていきます。今の時点では原因を決めなくて大丈夫です。まず現状を見る。それから理由を考える。この順番です。今日、1分だけやってください紙でもスマホでも構いません。2つだけ書いてください。1.昔から変えていない生活たとえば、「食べる量は、昔とそれほど変わっていない」2.今は変わって見える部分たとえば、「上半身の輪郭が昔と違って見える」これだけです。そして、大事なのは次です。この2つを、勝手につながない。「だから年齢だ」「だから運動不足だ」「だから代謝だ」と、まだ原因を入れない。ただ、「変えていないこと」と「変わっていること」を並べる。すると、自分の中にあった思い込みが見えます。「生活が同じなら、体型も同じはず」という思い込みです。40代から恋愛を始めるなら、過去の自分と戦う必要はありません。10年前の体型に戻らなければ恋愛できないわけでもありません。見るべきなのは、今の自分です。女性と会う日に連れていくのは、10年前の自分ではありません。昔から同じ生活を続けてきた自分でもありません。今日の体で、今日を生きている自分です。だから、今日持ち帰ってほしい言葉は一つ。生活が同じでも、体の条件まで同じとは限らない。まずはここからです。※この記事では、見た目として感じる体型の変化について扱っています。急激な体重変化や、痛み・しびれなどの症状を伴う場合は、単なる体型の問題として自己判断せず、医療機関に相談してください。