今回の記事は地・土のエレメントのサインについて考察している。これらを比較することで、似たような地・土のサインでも違いを理解することができる。
地・土のエレメントは特に「風の時代」というものに、願望を押し付けている人達から極端に下げられやすいが当然ながらそこまで悪いものでもなくむしろあると現実で役に立ちやすく、気づかないうちに助けられていることも多いサインである。
ということで、誰でも地・土のサインを理解できるように少し考察してみようと思う。
この記事を読んだ人も「区分」を前提に、自分でも解釈して見て欲しい。
☆おさらい
恐らく、守護星のイメージからそのように解釈しているのだろうが「守護星のイメージ」に合わせすぎて、「区分」という本質を忘れているからではないか。
だから「論理的一貫性」が無く曖昧な解釈になる。

地・土のエレメントのキーワード
・感覚、現実的、実行力、物理、慎重、堅実、物質的
・ドライ・・・自立性・独立的、所有、独占・切り離す
・安定・持続・確実性
地の不動宮
《牡牛座♉》
12サインの中では一番安定した性質。同じことをずっとやり続けられる。習慣。
良くも悪くも鋭敏に感じとるところがあるので、五感が発達している。
美しいものや質の高いものを好む。芸術性がある。
このような特徴から、ファッションセンスなどの「センス」とも関係がある。※1
「心地よさ」を大事にしている。こだわりが強く自分のやり方を貫く。
頑固で保守的になりやすい。環境の変化が苦手。
※1特にファッションセンスやオシャレは天秤座のものとされがちだが、「区分」を見るとこのような美的センスは「感覚的」なものなので正しくは牡牛座の特徴である。
地の柔軟宮
《乙女座♍》
現実的で確実な対応力。実務家。職人気質。技術者。
良くも悪くも観察力が高いので細部に気づきやすいところがある。見逃さない。ミスをしない。※1
このような特徴から、観察して学習するようなところがあるので、実践的な知識を持っており
何らかの技術・技能を持ちやすく、実際に役に立つことも多いサイン。手に職をつける。手先が器用。
観察することに囚われる。神経質になりやすい。確かめすぎる。
※1このような観察力の高さから、乙女座は批判的・批判精神が強いと受けとられやすいのかもしれないが本人的には事実を言っているだけであるし、積極的に批判するような特徴を持つのは次のサインの天秤座なので混同されやすい。よく言われがちな「完璧主義」「神経質」「几帳面」などの特徴も観察力の高さから来ているのだと思う。つまり乙女座の特徴のほとんどは「観察力」で説明できる。(勿論、物理的な「観察力」である)
地の活動宮
《山羊座♑》
物理的な活動。「行動」に重きを置く。地のサインの中では一番フットワーク軽め。
良くも悪くも目に見える結果を求めるので実績・生産性を重視する。
既存のものやシステムを利用し、結果に繋げる。※1
休む暇があるなら手を動かすタイプ。よく働く努力家。
実力をはっきりさせたい。現実的で実際的な判断力がある。
過労になりやすい。努力中毒。
※1天秤座や水瓶座がシステムを作ったり改善したところで、利用するものがいなければ
消えていくだけであまり意味がない。そういう意味で山羊座は有り難いサインである。
社会がしっかり成り立っているのは、間違いなく山羊座などの地のサインの性質のおかげある。占い師も水瓶座などの風のサインばかり持ち上げるのではなく、もっと山羊座などの地のサインの必要性に目を向けるべきである。
地・土のエレメントの特徴を比較すると、自らの身体感覚に集中しているのが牡牛座で、周囲を観察したり(対象は人よりモノ)職人・技術者っぽくなりやすい乙女座、結果主義で行動を重視する働き者が山羊座というところだろうか。ハウスに書かれていることとも通じるだろう。
エレメントやクオリティなどの「区分」を意識して解釈することで、分かりやすくシンプルな解釈となる。
こういうものは、なるべく私情を排して公平に解釈しなければならないので、情報を歪めないためにも「区分」に従って解釈すべきだ。
ポチっとよろしくお願いします↓