研究用のPCの調子が悪くまさかのOS再インストールでこちらの方を更新することができませんでした。

OSの方はそれほど時間かからなかったのですが、それ以外の設定その他で時間を費やしてしまいました。

ここで自民党の悪口言いすぎて呪われたかな?などとありえないことを思いつつ復旧作業に勤しみようやくの復活です。


最近のニュースについていけてないのですが、私がPCにかかりっきりの間にどうやら世間は色々動きがあったようで、まず九州山口の大豪雨に群馬の竜巻などの自然災害。

怖いですね。

被害に会われた方心からお見舞い申し上げます。

宮里藍ちゃんの米ツアー初優勝。

めでたい。

そういえば、プロ野球のオールスターもありましたね。

見てない。


政界に目をやれば麻生総理が遊説のお呼びがかからず、ドサ廻り。

たまに喋ればまた失言と良いトコなし。

一方民主党はマニフェストの発表で野党とは思えないほどの報道陣を集めたと明暗くっきりの両党首だったそうですね。


民主党のマニフェストに関して言えば、予想通り申し合わせたように自民党閣僚がマニフェストに批判の嵐で全国の有権者から「お前ら自分のマニフェスト出してから言えよ」とつっこまれる始末。


後出しをする以上自民党のマニフェストはただでさえそれなりのレベルを求められるわけですが、さらに自分たちでハードル上げてしまっているわけですから

「こいつら大丈夫か?」

と人ごとながら心配してしまいます。


31日が楽しみです。



自公VS民社国の陰に隠れておそらく忘れ去られているのが、最高裁判所裁判官国民審査。

現在最高裁裁判官は

第一小法廷

 宮川光治

 甲斐中辰夫

 涌井紀夫

 櫻井龍子

 金築誠志


第二小法廷

 竹崎博允(長官)

 竹内行夫

 今井功

 中川了滋

 古田佑紀


第三小法廷

 近藤崇晴

 藤田宙靖

 堀籠幸男

 那須弘平

 田原睦夫


の計15名で、内赤文字の9名が今回の国民審査の対象になる裁判官です。

国民審査は受け取った投票用紙の罷免したい裁判官名の上に×を付けるというものです。


多くの有権者は最高裁の裁判官のことなど知るはずもありませんからたいていは何も書かず投票しますが、結局有権者のこのような姿勢が、これまで多くの冤罪事件を許してきたのではないかと自戒しております。


最高裁というのは冤罪に苦しむ被告の方にとって最後の砦であり、みな一縷の望みをかけているはずです。

しかしながら、色々な裁判を意識して見るようになると実に雑な判決が多く特に刑事事件に関しては、罪刑法定主義は法廷では既に死語、人の一生を左右する裁判にもかかわらず検察のストーリーだけを鵜呑みにし裁判官自身の判断は全くない。


偶然にも私がこの数か月注目していた裁判は第三小法廷で行われることが多かったのですが、私はこの法廷の判決にはことごとく疑問を持っております。

4月の防衛大教授の裁判では冤罪を認め、証言だけでは信ぴょう性がないと指摘しておきながら、その数日後に行われた和歌山カレー毒物混入事件では、物証がないにもかかわらず死刑判決を下しております。

また植草一秀氏の裁判と佐藤優氏の裁判も第三小法廷で行われましたが、この二つについては国策が疑われていたにも関わらず事実上の門前払いであったということを見ると、最高裁が真摯な態度で冤罪をなくそうとしているとは思えません。


「おかしい」と思う裁判官には×を付けることが冤罪をなくす一つの道かもしれません。


ところで、私がなぜいきなりこのような記事を書いたのかと申しますと実は先日

『植草一秀さんを守りたい!「みんなでブログ・デモ行進」のお知らせ。 ブログで同日一斉に発信! 』

という件名でどなた様かわかりませんがメッセージをいただきました。


私はこれまで植草氏の裁判については一文も書いていないと記憶しております。

理由は単純。

「語れるほどの資料をもっていない」


状況証拠だけなら鉄板で国策捜査ですがおそらく調べても国策である物証は出てこないでしょう。

中途半端な知識と証拠で弁護すれば、その論理に説得力がなくなり頑張っていらっしゃる皆様にかえってご迷惑をおかけすると考えており言及してきませんでした。


その考えは今も変わっておりません。

私にできることは国民審査というものがあることを皆さんに知っていただき、判断を促すことぐらいであろうと考えこのような記事を書かせていただきました。


私は上記事件以外の事件も考慮し、「冤罪」を生んだであろう裁判官、あるいは私の中の「正義」に反する判断を下した裁判官には×をつけるつもりです。


邪馬台国卑弥呼の死因と死亡年には諸説あります。

狗奴国との戦闘中に死亡したとする説。

病死説。

その中で少々変わっているのが日食が原因で殺害されたという説。

邪馬台国九州説(正確には東遷説)の第一人者安本美典氏もその説を唱えるお一人です。


安本氏の説によると西暦247年と248年に北九州地方で皆既日食があり、それが原因で卑弥呼及びその次の男王が殺害されたということだそうです。

なぜ日食で王が殺害されなければならないかという点についてはよく分かりませんが、古代人は王交替の天の啓示と考えたのかもしれません。


この説については異論を唱える人も多く(*)、私もある理由でこの説については疑問を持っております(**)が、これはこれで面白いのかなという気もします。

この説が正しければ弥生後期は日食が政権交代の兆しだったということになります。


前回日本列島で皆既日食が観測されたのは1963年。

その年にも総選挙があり、元総理大臣の吉田茂氏が引退、石橋湛山氏、片山哲氏が落選引退しており、一方で後の総理大臣橋本龍太郎氏、小渕恵三氏、さらにはミッチーこと渡辺美智雄氏や中川一郎氏など後の大物が初当選、社会党からは「江田ビジョン」の江田三郎氏が参議院から鞍替え初当選を果たしております。


このときには政権交代は起こりませんでしたが、一つの時代が終わり、次の時代が始まった選挙のような気がします。


今回の皆既日食は果たして1762年前のように政権交代をもたらすのでしょうか?


*247年と248年の日食については確定しておらず、また仮に日食があったとしても部分日食だったのではないかという反論があるそうです。


**私個人の意見ですが、卑弥呼の用いたと言われている鬼道とは道教(五斗米道)のことだったのではないかと考えております。

そうであるならば、道教に太陽神信仰の風習はなく日食が王交替と関係があるとは考えにくいのではないでしょうか。

東京都議選の影響が多分にあるのでしょうが、今朝の各紙世論調査の結果は見たことがない数字が並んでおりました。

およそひと月前の世論調査のときには朝日新聞のものを参考にし

「今選挙をしたら比例区議席数はどうなるのか?」

を計算して公開しておりましたが、今回の調査はあまりに極端なため予想議席数も信じられない数字が出てしまいました。


数日前に某政党の分析で自民党の獲得議席予想150(選挙区:90、比例区:60)という結果が出ているという報道がなされておりました(2009/07/10 iza )が、比例区に関してその数字を遥かに下回る数字が出てしまいました。


記事には「麻生おろしで首相を変えれば130割れも」とありましたが、投票率によってはそれより悪いかもしれません。

自民党内のドタバタは私に限らず見ていて皆不愉快だったということでしょうか?


選挙が近いので詳しい数字は控えますが、投票率が55%を超えるようなことがあれば自公合わせても比例60議席確保がやっとという計算結果でした。


ただし、民主党が比例区に何人出馬させるのか分からないため本当に自公がここまで落ち込むか否かは分からない情勢です。

つまり議席はあっても候補が足りないという打ち止め状態は考慮していないという意味です。


また、民主党支持は風によるものですからこれで即民主党大勝という単純なものではないでしょう。

今後何が起こるか分からないからという理由もありますが、それよりも風が強すぎると数字の信ぴょう性に問題が出てくるからです。

世論調査分析で最も難しいのが、選挙に行く気がないのに「○○党に投票する」という人の評価。

今のように強風吹き荒れると

「民主党と言っておけば無難」

という心理が働き、投票結果より世論調査が良い数字が出てしまうのです。

当然その分は考慮して獲得議席予想はしておりますが、民主支持率のマイナス補正が足りないかもしれません。


しかし横須賀市長選、静岡県知事選、東京都議選と最近の選挙では私の予想を大きく超えた結果が出ていることも間違いなく、そう考えると逆にマイナス補正が過ぎているかもしれないという気持ちも一方であります。


限られたデータでは限界がありますね。

自民党の若手が

「舛添や小池ではダメ。谷垣総理、与謝野副総理のように政策で勝負できる人じゃないと」

という、又聞なので文章は異なるかも知れませんが、このような内容の発言をしているとか。


現在の国民生活・経済状況で緊縮財政論者の谷垣・与謝野両氏はありえませんが、上辺の人気だけで中身がない準タレント議員じゃダメだという意見は同意できます。


今回の一連の麻生おろしはそもそも有権者の支持を得るはずがありませんでした。

反麻生派の言い分は「麻生総理では選挙に勝てない」。

有権者としては「そんなこと知るか」です。

しかも、党内権力闘争の香りがプンプンしてくるとなれば、支持しようがない。


前回の総裁選を見ればわかるように自民党内は麻生総理を代表とする積極財政派、与謝野氏・谷垣氏らの緊縮財政派、小泉一派の上げ潮派の3極に分かれており、麻生総理を引きずりおろせば自民党内の積極財政論者は少数であり、目ぼしいのは麻生総理ぐらいなわけですから、現在の経済状況などを考えると上げ潮派候補が総裁になることが明らかです(*)。


「福田改造内閣発足以降冷遇されている小泉一派の復活が望める。

しかも人気がある総裁に変わり選挙で自公が勝てれば上げ潮派内閣、最悪負けても民主の単独過半数阻止ができれば、政界再編で上げ潮派を中心とした一つの軸を作れる。

さらにはドンである小泉元総理がいなくなり、上げ潮派内閣になれば中川、武部両氏の天下。」

とでも考えたのでしょうか?


少なくとも私には権力を失いつつある中川・武部両氏が、発言力を失って久しい加藤紘一氏を取り込み復権を目指して蜂起したとしか見えませんし、多くの有権者も同様の見方をしているのではないかと予想しております。


*上げ潮派も財政再建という点で緊縮財政派と変わりはないのですが、緊縮財政派は積極増税派ですから、それよりはマシということで総裁選になれば上げ潮派の小池氏または第一次小泉内閣で拾われた舛添氏が選出されることは間違いないでしょう。


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昨年の中川氏の献金額が公表されるのが楽しみです。

激減を予想しているのですが…。


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ところで、そもそも有権者は上げ潮派を支持しているのでしょうか?

日本郵政の問題からもわかるように上げ潮派のやっていることは

「利権を官から一部の民へ」

であり、結局庶民と呼ばれる大多数の国民は痛みだけを求められたわけです。

私は最初から嫌小泉一派ですから「今更上げ潮派支持者はいないだろう」と思ってしまうのですが、みなさんはどうなのでしょうか?

まだ支持してます?


社会保障費の大削減は我が身に降りかかってくれば当然支持しない人が多いと思いますが、上げ潮派+渡辺喜美氏などが唱えるインフレ政策なども支持できない人が多いのではないでしょうか?