東京都議選の影響が多分にあるのでしょうが、今朝の各紙世論調査の結果は見たことがない数字が並んでおりました。

およそひと月前の世論調査のときには朝日新聞のものを参考にし

「今選挙をしたら比例区議席数はどうなるのか?」

を計算して公開しておりましたが、今回の調査はあまりに極端なため予想議席数も信じられない数字が出てしまいました。


数日前に某政党の分析で自民党の獲得議席予想150(選挙区:90、比例区:60)という結果が出ているという報道がなされておりました(2009/07/10 iza )が、比例区に関してその数字を遥かに下回る数字が出てしまいました。


記事には「麻生おろしで首相を変えれば130割れも」とありましたが、投票率によってはそれより悪いかもしれません。

自民党内のドタバタは私に限らず見ていて皆不愉快だったということでしょうか?


選挙が近いので詳しい数字は控えますが、投票率が55%を超えるようなことがあれば自公合わせても比例60議席確保がやっとという計算結果でした。


ただし、民主党が比例区に何人出馬させるのか分からないため本当に自公がここまで落ち込むか否かは分からない情勢です。

つまり議席はあっても候補が足りないという打ち止め状態は考慮していないという意味です。


また、民主党支持は風によるものですからこれで即民主党大勝という単純なものではないでしょう。

今後何が起こるか分からないからという理由もありますが、それよりも風が強すぎると数字の信ぴょう性に問題が出てくるからです。

世論調査分析で最も難しいのが、選挙に行く気がないのに「○○党に投票する」という人の評価。

今のように強風吹き荒れると

「民主党と言っておけば無難」

という心理が働き、投票結果より世論調査が良い数字が出てしまうのです。

当然その分は考慮して獲得議席予想はしておりますが、民主支持率のマイナス補正が足りないかもしれません。


しかし横須賀市長選、静岡県知事選、東京都議選と最近の選挙では私の予想を大きく超えた結果が出ていることも間違いなく、そう考えると逆にマイナス補正が過ぎているかもしれないという気持ちも一方であります。


限られたデータでは限界がありますね。