想いの道 ~会長の独り言~ -235ページ目

『名字あれこれ』

 2,3日前の新聞のコラム欄に、名字についての記事が載っていたので、それをヒントに今月号をお届けします。先ずわが国で1番多い姓は何でしょうか?1986年に第一生命が契約者1009万人を対象にして割り出した、全人口の1割近くに及ぶ調査結果で、もっとも精度が高いと評価されているものですが、 これでは「佐藤」さんが1位、以下「鈴木」「高橋」「田中」「渡辺」の順になっています。「佐藤」さんの全国分布を見てみますと東日本に多く、とくに東北以北で圧倒的に多く、青森以外すべて1位になっています。中でも秋田や山形では全人口の7%で、ものすごい集中率です。西日本ではトップテンにも入らない県が多いのですが、徳島と大分では1番です。

 では九州ではどうなっているでしょうか?各県毎の1番を挙げると福岡「田中」、佐賀「山口」、長崎「山口」、熊本「中村」、大分「佐藤」、宮崎「黒木」、鹿児島「中村」、沖縄「比嘉」です。ちなみに福岡の2位以下は、「中村」「井上」「古賀」「山本」の順です。順番は別にしてわが社にはこの姓の人は全部在籍しています。同族会社ということで「末永」姓が1番多いのは置いといて、我が社のトップもやはり「田中」さんで、誠課長、勝之係長、二課の俊幸君、定期便の義昭君の4名となっています。

 ところで日本で1番短い名字は何でしょう。もちろん1字の名字が1番短いのですが、といっても漢字1字では「林」「原」「森」などたくさんあります。では読みも一字の名字にはどんなものがあるでしょう。九州になじみの深いのは「井」さん。熊本の阿蘇地方、とくに産山村では最多姓です。鹿児島の南西諸島にも一字姓が多く、「喜」「記」「伊」「与」があります。これ以外では、「尾」「区」「古」「田」「津」「都」「那」「場」「帆」「湯」など以外に多くの一字読みがあります。反対に日本で1番長い名字は?「十二月三十一日」と書いて何と読むのでしょうね。現在は無くなっていますがこんな名字もあったそうです。実は「ひづめ」と読みます。1年の終りで日が詰まってしまったということだそうです。現存する最長の名字は「勘解由小路」、「左衛門三郎」の2つ。「かでのこうじ」、「さえもんさぶろう」と読みます。

 最後に、頭の体操。次の珍名の読み名は?「月見里」「一口」「小鳥遊」「栗花落」「鴨脚」、さて何て読むのでしょう。答えは2面の最後にあります。あなたはいくつ読めたでしょうか?では来月号まで