『一年を振り返って』
早いもので、もう今年の最終号になってしまいました。年初には今年は時間がゆっくり過ぎていくと言ったのですが、振り返ってみればゆっくりと言うよりあっという間に過ぎ去った感がします。社内にも色々な動きがありました。特に大きかったことは輸送二課の事です。取引先の参松工業福岡工場の閉鎖の影響で、大幅な人員削減を余儀なくされたことは残念なことでした。売上も3分の1に減少します。輸送一課では、三菱、スズキとも10%の運賃ダウンと三菱の販売不振の影響でやはり大きな影響を受けています。このようなことで創業以来はじめてのことですが皆さんにも給料や賞与の削減で無理なお願いをしてしまいました。私は心の中ではリストラによる人員や給与の削減は絶対にしないと誓っていましたから本当に残念で、申し訳ない気持ちで一杯です。輸送二課では最終的には8名の仲間が退社して行きましたが、出来る限りのことはしたつもりです。
このようなことがあったにもかかわらず、4月から10月までの決算状況は売上で約5%の減少にとどまり、営業利益は昨年と比べると大幅に改善しています。参松の問題がなければ期末には、皆さんに御無理をお願いした給与や賞与の削減分を十分お返しできる状況でした。しかし、残る12月以降の皆さんの努力次第では、まだまだ取り返せるだけのチャンスはあると思っています。夢をもって頑張りましょう。年末ジャンボ宝くじよりはるかに高い確率です。
 最終号の私のスペースは、編集の都合でいつもの半分に減らされてしまいました。最近読んだ本の中で強く記憶に残った言葉を紹介して終わりにします。それは「これからの生き方は、楽に楽しいものにしないと幸せにはなれない」と言うような趣旨でした。このことについては新年号でじっくりとお話します。まだ早いですが皆さんよいお年を。 ![]()