会長の独り言 『春に想う』
やっと体調が戻りました。昨年末からの長い闘いとも終わりを迎えることができました。皆さんにもご心配や沢山の激励を頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました😊
世の中はコロナウイルスの影響で大変な状況に陥っています。中国武漢から始まった今回の騒動。クルーズ船で持ち込まれた我が国でも大きな広がりが危惧されましたが、流石に我が国の対応はしっかりしていました。当初はまだ影響を受けていなかった欧米各国から我が国の対応に対して色々と批判の声も出ていました。ところが一転、自分のところに火が着くと一挙に炎上して国家封鎖の事態にまで追い込まれています。改めて我が国の対応が見直されている次第です。
100年前に起きたスペイン風邪の時には、我が国だけでも当時の5,500万人の我が国の人口中48万人、世界中では5,000万人から1億人の死者が出たと報告されています。今回のコロナウイルスは当時と比較しても、医学の進歩もありこの様な大きな死者が出ることはないでしょう。ただ先進国のヨーロッパやアメリカ合衆国でさえこの様な事態にまで追い込まれているので、これが衛生環境の良くないアフリカや途上国に広がると、とんでも無いことになってしまいそうです。
東京オリンピックを開催するかどうか、色々と騒がしくなってきました。さっさと延期の決定をすればいいのです。大方の見方がこの様な流れになっているのに、IOCも政府も東京都も自分が悪者になるのをためらって中々言い出せなくなっています。開き直って延期と一声上げれば世の中は納得しますよ。オリンピック選手たちも大方は覚悟が出来ているでしょう。すっきりして出直し。私の勝手な見方です。
暖かい日が続き、桜の開花が例年より一週間ほど早まって、あちこちで桜満開の声が聞こえてきますが、この様な状況では花見で盛り上がるなんてとても出来っこない。ひっそりと1人花見でもして過ごしましょう。1年前は東京の桜の名所千鳥ヶ淵で見事な桜を満喫したのが、嘘の様な今年の花見シーズン。
「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花ぞ散るらむ」
平安時代の歌人紀友則の歌ですが、心静かに散って行く桜を眺めながら新年度のスタートを待ちましょう。
会長の独り言でした。
※会長の独り言で呟いたのが、IOCのバッハ会長と安倍総理に届いたのか、原稿作成の翌日には1年延期の決定がなされました。これでスッキリしました。本文とこの追加でご了解下さい。