読了リスト 2024その1 | 風の吹くまま

風の吹くまま

怪談を語り、ウクレレ漫談で世相を切り、落語を演じる・・・実は「聴き屋」です。

【2024年1冊目】

松本清張「花氷」

40年以上前に「火曜サスペンス劇場」で正臣さんが主役でドラマ化されていた。

かっこよかったなあ。

金、権力、女・・・欲望渦巻く、いかにも昭和、いかにも松本清張。

 

【2024年2冊目】

丸山正樹「デフ・ヴォイス」

実はドラマになる前から積読されてました。

単に障害を持った人を扱った小説ではなく、しっかりとミステリーになっている。

ドラマもよかったが、一番肝のところが原作と違ったのが残念でした。

 

【2024年3冊目】

幡野広志「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」

「写真ってうつったものばかり見てしまいがちだけど、案外うつっていないものを

思い出すものです。」

家族は撮ってくれた人のことを写真から思い出すというのは、うろこポーロでした。

 

【2024年4冊目】

東野圭吾「あなたが誰かを殺した」

実は加賀恭一郎シリーズ初読。全く予想のできない共犯者、そしてラストの展開。

こんなのありー?これ以上はネタバレで書けません。「実に面白い」(それはガリレオか)。

 

【2024年5冊目】

吉本隆明「ひきこもれ」

ひきこもり=悪、ではない。ひきこもることが生む価値がある。

思想界の巨人が語るひきこもり論。凡人にはちょっと同意できないところもあり・・・。