ロコペディアのTwitterアカウントで、「コロナ後遺症食事・ワクチン長期副反応の食事・栄養療法に関するアンケート」を取らせていただき、Googleフォームより5分~15分程度必要なアンケートであるにも関わらず、88名よりご回答をいただきました。
今回は、最も症状が酷かった時のPSと、2023年4月30日時点でのPSの差が、4以上の治っている群と、1以下の改善が認められない群の、食事やサプリを比較した結果を記載します。
回答者の属性や、元データについてはこちらをご覧ください。
コロナ後遺症食事・ワクチン長期副反応の食事・栄養療法に関するアンケートについて【その①】
データの前に、疲労の程度を示すPS(パフォーマンスステイタス)は以下です。
ここからは、最も酷い時のPS値と2023/04/30時点のPS値の差が、1以下の改善が認められない群を4以上の改善している群とを比較します。
PS変化1以下群34人、4以上群33人です。
4以上群が1以下群より、10%以上多い項目は「〇」、10%以上少ない項目は「△」をつけています。
以下は、食事で気を付けていることについて、各項目にチェックを入れた方の人数と割合です。
青魚はPS差1以下群で意識して摂っている方が多いですが、消化があまり良くないのか、無自覚なアレルギーを持っている方もいるのか。
弱っている方には玄米は消化が悪く、発酵食品は刺激が強すぎるのかもしれません。
乳製品は、皆が厳密に避ける必要はない?
野菜を多く摂って、甘いものや飲酒を避けるのはやはり、ですね。
よく噛んで食べたり、刻み食や流動食を摂って改善した方の話も聞くのですが、治る人はそこまでやらなくても改善し、何をしても治らない人が刻み食等を試しているのが実情なのでしょうか・・・。
神経質になりすぎないのは、本当に大事だと思います。
体調が悪いと、ご家族に作ってもらわないと仕方ないですね。
レトルトやフリーズドライより、冷凍食品の方が栄養価が高いのでしょうか?
調理されたものの宅配が手軽にできれば良いですが、コストの問題もあろうかと思います。
次に、サプリメントの使用状況です。
この結果に筆者も驚きましたが、PS差4以上群にサプリメントを内服していない方はおらず、明らかにビタミンBCDの摂取率が高くなっています。
マルチビタミンよりも、内服する量が多くなっても、ビタミンBCDは摂るべきなのかもしれません。
ただし、PS高値からなかなか抜け出せない方では、サプリを飲んでも具合が悪くなるという話も聞きます。サプリを受け付けず、よく噛んで食べても、流動食にしても効果がなかなか現れない状況であれば、マイヤーズカクテル点滴など効きそうですが、中身はビタミン・ミネラルで原価が高額とは思えないのに自由診療であるうえ、行っている医療機関が極めて少なく、身近な医療機関でリーズナブルに栄養点滴が受けられる環境が整って欲しいものです。
最後に、上記とは少々切り口の異なる余談ですが、
食事に「非常に気を配っている」群と、「やや気を配っている」群、それぞれの回復度を以下に示します。「非常に気を配っている」群の方が、PS差3以上も、4以上も少しだけ多くなっていますが、1以下群も少しだけ多くなっており、「非常に気を配っても」「やや気を配っても」大差なく、神経質になりすぎない程度に気を付けて、サプリも摂るのが大事なのではないかと、個人的に考える筆者です。
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