空白。

この世界の終わり。

僕という世界の終わり。




ああ

僕は結局

君を泣かせてしまうんだね。



幸せにするって

一緒になろうって

言ったのに。

君は

僕を

命がけで守ってくれたのに。

僕は

何もできず

ただ

殺されていく。


お願いだから

泣かないで。

君が泣いたら

僕まで

悲しくなる。

お願いだから

泣かないで。

せっかく

楽になれると思っているのに

君が泣いているのを見ると

心が締め殺されそうになる。

お願いだから

泣かないで。

あきらめようとしているのに

君が泣いていたら

僕は死ねない。


「まーくん。」


震える声でそう呼んだ。

ああ

僕の事か。

でも

もう 無理だよ。

動けない。

喋れない。

だから

僕を捨てて

このみさんと逃げてくれ。

その男は危険だ。

だから

はやく

逃げてくれ。


「まーくん。」


もう

楽にさせてくれ。

君に会ってから

ずっと

運命に呪いに悪魔に他人に宿命に責任に

・・・・・・・・・

君に

縛られていた。

だから

もう

自由にさせてくれ。



さようなら。

さようなら。


君にさようなら。

母にさようなら。

このみさんにさようなら。

その他の人にさようなら。

誰か分からない君にさようなら。



自分にさようなら。



僕は――――・・・・・・





「っ・・・!××××!!」