【ゲーム】龍が如く7 光と闇の行方 | ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

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主に改造ゲーの紹介がしたい

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク中にこのゲームを買ってクリアした。

クリア時間は約50時間(電源つけっぱなしで昼寝した時間も含む)で、結構長かった。

レベルは50半ばぐらいで、ジョブランクは28ぐらいだったと思う。

 

主人公が変わり、戦闘もアクションからコマンド入力のRPGに変わったこのゲーム

体験版をやったときはやはり違和感があり、アクションと比べるとテンポも悪そうで買わないほうがいいかと思っていた。

しかし実際にやってみると、意外と気にならずプレイできた。確かに戦闘のテンポはかなり悪いときはあるものの、クソシステムというわけではない。

主人公変更も最初はどうかと思ったが、進めるうちに違和感はなくなった。

 

戦闘面以外はいつものシリーズの感覚と変わらない。スタミナも切れることはなく、永遠に走り続けることができる。

 

マップ

今回のメイン舞台は横浜であり、マップは神室町よりも広く、探索する楽しみがある。

その代わりドラクエ1と同じく、遠出するほど敵が強くなる。

特に中華街の敵はクソ強いので逃げたほうがいい。料理人の炎攻撃が厄介。ザコ敵に負けると所持金の半分を失うのもドラクエと同じ。

ボスに負けると金を払うことでコンティニューできる。

 

欠点は、タクシーは1度ドライバーに話しかけないと登録されず、その場所に戻ってこれない点。多分ルーラを意識したんだろうが・・・。

 

おなじみの大阪と東京にも行けるが、あまり遊べる場所はない。

 

転職

ダーマ神殿のような転職システムができた。ハローワークでジョブチェンジできる。
様々な職業があるが、複数の職を極める必要はない。ドラクエのバトルマスターみたいな上級職もない。
このゲームではレベルアップではステータスが全然伸びず、ジョブがランクアップするときの成長率が高いので、クリアだけが目的なら職を転々としない方がいい。
 
ドラクエでは魔法使い系は戦闘で役に立たないというようなことがあったが、このゲームではそこまで足を引っ張るような職業はないと思う(すべての職業を試したわけではないが)。
 
ジョブによるステータスアップボーナスは転職しても効果が引き継がれるので、最終的には色んな職を極めたほうが強くはなるがその前にクリアできてしまうのであまり関係はないか。
 
 

戦闘面

RPGにいきなり変わったにしては戦闘はそこまで悪くはない。
ザコ敵はこれまでヤクザやチンピラばかりだったが、多様な種類の敵が出てくる。
特に変態系のふざけたキャラが目立ち、ローションまみれの敵、露出狂、ゴミ袋に身を包んだヤツなどがいる。一応敵の姿は主人公の妄想(ゲーム脳)によって変わるので、実際は変な格好をしているわけではないが・・・。
 
基本的にはコマンドだけ入力していればいいが、スキル攻撃では□を連打するものと△をタイミング良く押すものがある。どちらも成功するとダメージが増える。そこらへんはマリオRPGに似ている。敵の攻撃もタイミングよく×を押すとダメージを軽減できる。
 
戦闘では不満点がいくつかあって、一番ムカつくのは敵をぶっ飛ばした後通常攻撃で追撃しようとしたら他の敵に邪魔されて攻撃が無効化される点だ。こっちの攻撃は完全に潰される上にダメージも食らう。スキル技なら邪魔はされない(強いボスだとたまに反撃される)。
ダウン中の敵は起き上がるまでに追撃するとダメージが増えるので速くコマンドを入力したいが、そうするとボタンを連打してしまい、通常攻撃になり相手に妨害を食らうといったことが乱戦中では起きやすい。
逆に敵の攻撃はこちらは妨害することはない。敵は一番近いキャラを狙ってくることが多いが、たまに遠い位置のキャラを狙ってきて味方は一切妨害しないという不公平さである。
 
このように敵との位置取りが重要になってくるが、肝心の移動はできない。オートで勝手に移動するだけである。
 
また、巨漢系の敵は総じて体力や耐性が高いことが多く、1人が相手でも時間がかかる。
1人だけでイキり散らしながら歩いている敵には注意したほうがいい。
 
それからもう一つ不満点があって、味方の回復や敵の攻撃対象を選ぶ時のカーソルが意味不明なことだ。
時間制限はない(ダウン中の敵が起き上がる時間制限のみある)ので手間がかかっても問題ないが、選びたい対象にカーソルが合わないことがザラにある。方向キーのどのボタンを押せばいいのかが全く分からず、テンポも悪くストレスが溜まりがち。
 
と、かなり悪く言ってきたが、普通に戦っていれば若干のストレスはあってもそこまでの苦労はない。12章までは・・・。
 

難易度

難易度は遠出しない限りはザコ敵も強くはないし、ボスも回復アイテムを十分に用意していればそんなに苦戦しない。しかし12章のボスは龍が如くシリーズの中でも最強クラスに強く、ナメてかかるとあっという間にやられる。
1人は分身する上にマヒ攻撃をしてきて厄介な上、そいつの体力を減らすともう1人のボスが出てくるが、コイツの攻撃力が即死級に強い。さらに連携技で500近いダメージを食らうので、常に体力は満タンでないと危険。
書き忘れたが、今作は主人公が死んだ時点でゲームオーバーであり、強いボスが相手だと2パンぐらいで死ぬので突然死がよく起こる。
攻撃すると反撃を食らうことも多いので、主人公は敵に近寄らないように防御するか全体回復技をかけておいたほうがいい。あと死んだとき復活できるスキルは必ず張っておくべき。
あまりに初見殺しなので強制敗北かとも思ったがそうでもなかった。再挑戦しても負けた。
12章になったらレベルは45~50位まで上げておいたほうがいい。
 
 

会社経営

最初に横浜に来たときはホームレス生活であり、金はほとんど手に入らない(良くて100円単位)。
が、会社経営ができるようになると一気に桁違いの金が稼げるようになる(最高で300万)。
序盤からこの会社経営に熱中してしまい、ずっとこればかりプレイしていた。
会社のランキングが1位になるまではかなり時間がかかるが、経営が軌道に乗ると楽しくなってくる。勝手が分からず、できることの少ない最初が一番難しい。
 
序盤に銀行から1000万借り入れて会社の設備投資をしたら返済が相当キツくなってしまった。1ターンにつき105万返済する必要が出てくるので毎回大赤字扱いにされるのが辛い。闇金に手を出したことはないが、本当に借金が返せないときはここから借りることになりそうなので、借金地獄に陥ったらどうなるのか試してみたい。
 
トップに立ってからは、4~5分に1回のペースで300万円がもらえるようになる。どうせ終盤でストーリー上300万が必要になる場面が出てくるし、新しいキャラも仲間になり、主人公が強力な全体攻撃技(ギガデインみたいなもの)を覚えるのであらゆる意味でもこの会社経営はやっておくべき。
 
 
 
 

ストーリー

については、ネタバレ要素が多いので割愛する。

感想としては、
 
・ホームレスのくせにやたら簡単に仕事にありつける(最初は見つからなかったが)のに違和感があった。
 
・ボス相手に拳で戦うムービーが何度か入るが、結局バトルは武器を使うし仲間4人で戦うのでそこも違和感が強い。
 
・悪党は殴って説教したらすぐ改心する(いつものことだが)
 
・常に仲間と行動するのでメンバーとの会話が多く、キャラの性格が分かりやすい。また、敵の正体や狙いを解説してくれることも多くて行動指針も分かりやすくなったように感じた。
 
・過去作の設定なども出ては来るが、知らないプレイヤーでも問題なくプレイできるようになっていると思う。
 
・わざわざ仲間になる動機が薄いキャラもいるが、RPGにしただけあって仲間との絆は固い。
 
・堤真一に思いっきり金的や電気按摩を食らわせられるのが笑った。
 
・裏ボスはクソ弱かった。
 

まとめ

・RPG化したのは一長一短だが、龍が如くらしさは失われていない
 
・新主人公 春日一番は、強さは桐生一馬に劣るが主人公らしさに違和感はない
 
・シリーズファンも、シリーズ未体験者もプレイしやすいように作られている
 
 
龍が如くシリーズをプレイしたことのないプレイヤーもこれを機にやってみてほしいと思える作品である。