【ゲーム評価】アイドルデスゲームTV | ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

ゲーム脳のクソゲー人生(ベリーハード)

ゲームメインの話がしたかったが、これからは何でも言う

新年明けましておめ・・・

 

いや、別にめでたくはないな。

なので堅苦しくて無意味な社交辞令は辞めよう。

 

だからこう言うべきだ。

 

「年が明けた。」

 

正月中、某ゲーム屋に行ったら結構安くソフトが売られていて、さらに3本以上買うと全てのゲームが半額になるというセールがあったため、ゲームを3つ買った。

アイドルデスゲームTV(980円)

閃乱カグラBURST(980円)

ゴッドイーター2(480円)

これらが半額になるため、約1300円で買えた。

目当てのゲームはアイドルデスゲームTVぐらいなので他の2つはあまりやらないかもしれないが・・・。

 

このゲームはネット上ではあまり評判が良いとは言えず、デスゲームが大好物なオレも敬遠していたがこの機に購入してプレイすることにした。

 

 

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結論から言うとこのゲームは

良作ではない。しかし思ったよりクソと言うわけでもなかった。

オレはアイドルに全く興味は無いが、キャラクターは可愛いし、それぞれに悩みやスキャンダルがある。中には異常者もいるが・・・。

 

このゲームは登場アイドルが7人しかいない。

本当は数多くのアイドルがいてそれぞれにランキングや名前・特徴が設定されているのだが、とにかく今回の舞台に選抜されたのは7人だけだ。ランキング下位のアイドルも選ばれているが、その理由は当然スキャンダルや他のアイドルとの因縁があるためである。

で、この7人でセンターの座を賭けて競うことになるがそれは建前で、各ステージで最下位になった者は脱落し処刑される。さらに生放送で・・・というオマケ付きだ。

 

まずはキャラクターから挙げていく。アイドル達の名字は本人の出身地の地名から取っているようだ。

 

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本作の主人公。正統派アイドルというのは本当で、彼女自身は何も悪いことはしていません。

せいぜい書類に体重を5キロごまかして書いたぐらいです。かわいいです。

正統派と呼ばれることを嫌っている。理由は個性がないと思われるからだそうだ。

清純派と呼んだ方が良いですね。

本人は知らないがアイドル生命に関わるスキャンダルを持っている・・・。

 

 

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お姉さんキャラであり、まり姉と呼ばれる。28歳であり、ランキングは低いがコアなファンが多い。それが彼女の強みである。

センター勝ち取りを諦めており、チームハッピーの2人をサポートしようとするが・・・。

自分のためではなく仲間のために枕営業までしており(自分からやったわけではないのだろうが)、そんな自分に胸を張れるとても優しくて可哀想な女性である。

リアルのアイドルも枕営業に手を染めているのだろうか・・・?

 

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二面性のあるキャラ。しーちゃんと呼ばれる。個人的に彼女のシナリオが一番面白かった。

外見とは裏腹に頭が切れる。目的のために死に物狂いで偽りの自分を演じ続けている。

が、生放送中にいきなりブチ切れ出すのはどうかと思うよ。

 

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通称てんあや。あることがきっかけでスランプに陥っている。大阪出身だが標準語を話す・・・と言ったら偏見か?

性格が悪そうな感じがするが、曲がったことが嫌いで正義感が強い。実は作中で一番優しいのが彼女かもしれない。

 

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りっとんは、てんあやと共にチームスマイルに所属している。

あやちゃんを自分の命よりも大事にしており、処刑も全く恐れていない。

作中で最もクレイジーなキャラだ。

 

 

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内野彩ちゃん(知らんけど)

 

 

 

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トップクラスの実力を誇るクールキャラであり、3年連続優勝してセンターの座を勝ち取っている。が、何故か毎回センターを辞退して準優勝者に譲るという暴挙に出ている。

父親が確か空手をやっていて、彼女も戦闘力が高い。

 

 

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新人でいきなりランキング1位を取った天才。

超自信過剰だが実際に非の打ちどころはほとんどなく、自分の認めた相手には敬意を払っている。

カリスマ性のある天才キャラな分普通の人間とは考え方のスケールが違い、彼女の気持ちを理解し受け入れられる人間は多分ほぼいない。

 

 

 

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本作のモノクマ枠である。センターを決めるドリーム・オブ・ドリーム(D.о.D)という戦いの舞台及びスタッフを支配してドリーム・オア・デスと言う名のデスゲームを生放送で開催した。

絶望を乗り越えて活躍するアイドルの姿が見たいらしい。

こいつの声優が山口勝平であることは一瞬で分かった。声だけでも何となく分かるし、息継ぎの仕方で確定するよね。

 

 

《このゲームの評価点》

①キャラのモーション

このゲームでは7人のアイドルを主人公として操作できるが、キャラクターによって走り方・歩き方やダンスのモーションがそれぞれ異なっている。キャラは違っても動作は全く同じと言うゲームは結構多いのでそこは評価できる。ダンスの振り付けは同じだが、モーションは若干違ったような気がする。

あと、キャラを方向転換させるとパンツが見える。オレは興味ないが。

 

②アイドルは可愛いぞ

イラストもそこそこ、CGもなかなか悪くない。あとフルボイスな点も評価できるか。個人的に好きな声優はいなかったが、声もいいぞ~。

それからBGMもアイドルらしい曲が揃っていると感じた。

アイドル一人一人にも持ち歌がある。しかしこれが流れるのはその子の処刑シーンの時なのが残念だが・・・。

優しい子も多いし、そういう子の悩みや過去の出来事などを見ると応援したい気持ちにはなる。

 

③スキャンダル要素

バクロワイヤルと言うシステムがあり、アイドルの秘密を集めて暴露し、より秘密の大きいほうが勝者となりコインを大量に奪えるというものだが、アイドルにありがちなスキャンダル要素をゲームに取り入れたことは評価できるか。実際はレッスンやイベントをサボったとかその程度の小さな秘密でしかなく、バクロワイヤル中は音声がオフになるので視聴者には聞こえていない。

知られるとアイドル生命を脅かすような暴露ネタも存在し、そのネタで攻撃すると特殊なイベントになる。

しかしあくまでコインを手っ取り早く稼ぐ手段に過ぎず、デスゲームや推理小説の殺人動機としてはかなりいいアイデアではあるが、このゲームは殺し合いのゲームではないし、バクロワイヤルをしなくても十分クリアできるので結局その特性を活かし切れていない。

 

《このゲームの短所》

①メンドイ

まず最初に選ぶことになる千春編の序盤では何度も仲間に話しかける必要があるが、話すたびにロードが挟まりかなりテンポが悪い。

さらに探索中は調べものをするときもやや長いアクションが入り、ドアを開けて次の部屋に進むスピードも遅く、これが1人の主人公につき5ステージ分ある。

7人のシナリオ全員クリアするのは相当きつかった。正月の休みが潰れそうだった。

しかも全員分クリアしても真相編は出現せず、攻略サイトを見ると隠し部屋(特定のキャラしか通れない通路がある)を全て見つけることが条件だったので、条件を満たすキャラの2週目(8回目だが)を進めなければならずかなり疲れた。

一応一人分のキャラをクリアするのには2時間もかからない。時間はカウントしていないが、多分1時間あれば終わるかもしれない。・・・が何度も同じことをスローテンポで繰り返すのはうんざりだった。

 

②運ゲー&コインゲー

これが最大の欠点か。まずこのゲーム、5つの審査をクリアするのが目的なのだが、最初の審査内容がドリーム運試しという名のルーレット。つまり文字通りの運ゲーである。

ドリームボールという、数字の書かれたボールを買ってルーレットを回し、所持しているボールにルーレットが止まればクリアとなる。個人的に外れる時は4か8に止まりやすい気がする・・・。

 

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何度でも挑戦はできるが何のためにこんな運ゲーにしたのか?
 

第2ステージはダンスの審査で、アイドルたちが「やっと実力で評価される」・・・

とプレイヤーの感想を代弁してくれるが、これと3つ目のステージも結局のところ運ゲーである。

第3ステージは演技、最終ステージはライブのダンスを踊らされるのだが、これら全ては成功するかどうかがランダムであり、アイテムを買うことでアピールポイントや成功率を上げることができるのでやはり実力云々は関係ない。一応キャラによってはダンスや演技が得意だったり苦手だったりすることはあるが、結局アイテムを買って挑んだ方が確実性が高い。・・・というより買わないとかなりクリアが厳しい。

最終ステージはファンの数で勝敗が決まるが、ファンの人数を大幅に増やすアイテムが売ってあるのでそれを買えればまずクリアできる。よって運と金で全てが決まるゲームである。

アイドルとは一体何なのか?随分と哲学的なゲームですね。

 

③処刑シーンがグロくない

このゲーム、間違いなくダンガンロンパを意識して作られているのだろうが、処刑がショボい。

ダンガンロンパも正直おしおきシーンは大したことないが、こちらもイマイチである。

本作は1人の処刑が2パターンあるのでダンガンよりも数は多いが、両方とも微妙だ・・・。

中には爆発だけで何故か地球の一部が吹っ飛ぶものまであり、非ィ科学的である。

あと、ウォータースライダーの処刑ではジェットコースター以上の回り方をするのが笑った。

多分CGなのだろうが、それにしても一日署長の処刑シーンなど一体何日働いた末での処刑なのか分からない。それを生放送で流すなんて無理がある。

 

処刑のことをデスライブと言うが、アイドルたちはこの処刑を非常識でやり過ぎではあるが演出の一環だと思っているので本当に自分の仲間が死んだのかそれともCGや特撮なのかの判断が付いていない。そもそもデスゲームであること自体信じていないアイドルも多いため、全く緊張感がない。一応黒幕は嘘をついておらず、「あの演出は何だ?彼女はどこに行った?」という問いを投げかけるが、「あの世へ行ったパクよ」などと何度も答えている。

 

 

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が、それでも登場アイドルはありえない司会者という感覚でしかおらず、デスゲームだと認めようとしないことが多い。そんな認識だと黒幕も困ると思うのだが・・・。

 

それから処刑についてまだ言いたいことがある。
このデスライブをクリアして生還すると敗者復活としてセンター争いにリトライできるというルールがあるが、これは黒幕の嘘で絶対に生き延びられないようになっている。それはまだいい。
しかし実際には多くのデスライブはクリア達成される。で、クリアした後に2次災害的な要素で殺されるパターンが非常に多い。クリアさせたくないならクリア目前で殺す仕掛けを作れよと言いたい。成功したが事故によって死亡という意味不明な処刑ばかりで大抵拍子抜けする。

もう少し何とかならなかったのか・・・。

 

 

あと、黒幕の特殊能力や調査能力などについても言いたいが、ネタバレ系はやめておこう。

と言うか疲れた。

 

【評価】

熱中度:★★★

爽快度:★

難易度:★

操作度:★★

可愛度:★★★★

 

点数は55点ぐらいか?

アイドルのセンター争いを題材にしたデスゲームと言うのは良いテーマだと思う。

また、アイドル達も好感が持てるキャラは多い(と思う)。

しかしやはりゲームシステムと処刑方法がイマイチだったと言わざるを得ない。

 

スキャンダルの暴露を避けつつ、逆に他人の弱みを握るなりして蹴落としたり取引したりしながらセンターの座を狙うゲームなら結構ドロドロした展開になりそうでいいかなとは思う。

 

アイドルの好みのランキングとしては

①茅ヶ崎千春

②天王寺彩夏

③諫早れん

④筑波しらせ

⑤旭川姫

⑥蒲田真理子

⑦烏丸理都

といったところかな。

 

というわけでこのゲームは良作とは言えなかった。

惜しい部分はたくさんあるのでまたデスゲームを作って欲しい。

 

 

最後に一つ言いたいことがある。

 

 

 

 

 

天王寺彩夏は「存在☆詐欺」と何度も黒幕に言われるのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てんあやは何もしてねーよ!