今日は雨。蒸し暑い。台所の壁が湿気で落ちてきます。
早く梅雨が明けますように。
さて、昨晩はなかなか衝撃的なテレビ番組を見ました。
NHKスペシャル「ヒューマンエイジ 人間の時代 第4集 性の欲望」です。
冒頭に、「性を扱うためお子様の視聴は考慮してね!」みたいなメッセージが出ましたけど、そのとおり。
いきなりラブドールは出てくるし、セルフプレジャーなんて言葉は出るし、エンディング付近では男女の「お楽しみ器具」が出てくるし・・・。これはなかなか子供に質問されたら説明に困りそうなことばかり。
NHK、攻めていますね。
しかし、内容は硬派でした。考えさせられることが多かった。
AIやロボット技術などが発達したら、間違いなく「性の対象」になると科学者は説明していましたが、まさにそのとおり。
生殖のための性が、パートナーをつなぎ止めるための愛に変わり、そして快楽へと変貌する。
快楽の対象やあり方は人により様々、既に3,000年前の古代ギリシャの時代から、いろいろな「楽しみ方」があったらしい。
それを戒めるための「宗教」「戒律」などが生まれた一因でもあるようですが、この戒めがAI時代の現代にまで受け継がれて、「背徳感」を覚える原因にもなっているとは、これまた不思議です。
文明が進むと人口が減少していく一因には、生身の人間同士のやりとりを踏まなくても、「快楽」のためのいろいろな手段が選択できることもあるのかもしれません。
AIや人形相手に、真剣に愛欲を満たす時代が訪れるのであれば、人類の未来は、あまり明るくないのかもしれないね・・。