おお、今朝は寒かった。霜がかなり降りていました。
今日で今週の勤務は終わり、明日は土曜日だからゆっくりできる。
ふと気がついたら、今日は12月8日。
昭和16年(1941)12月8日といえば、あの日です。
帝国海軍機動部隊がハワイ真珠湾を攻撃、太平洋戦争が始まった日です。
この日が日本の転機となった運命の日です。
第二次世界大戦への干渉を避けていた、大国アメリカを本気にさせてしまった日。
そして日本(大日本帝国)が滅亡への道を歩み始めた日。
戦後日本がアメリカの傀儡となってしまうきっかけとなった日。
人により、いろいろと思いがある日なんでしょうね。
半藤一利氏や松本清張氏の歴史小説を読んでいると、当時の日本政府や軍部のいい加減さに呆れてしまいます。結果的に帝国日本は消えたけれど、新しい民主国家日本となるためには、避けて通れなかったプロセスだったのかもしれません。
しかし、その民主国家日本の先行きを思うと、何とも怪しい。
やりたい放題の政治家、前例にすがるしかない官僚、関心のない国民。
一番悪いのは関心のない国民でしょう。
その国の民度レベルに応じた政府しか生まれないといいますが、正にそのとおりかもしれない。
最近、安岡正篤氏が書いた「人生と陽明学」という本を読んでおり、本日読み終えましたが、氏は戦後まもない昭和30年代からこの国の行く末を案じております。己をしっかり保ち、目先の欲望に揺らぐことなく、物事の在り方をしっかり考えることができる人物が、果たして現代のこの国にいるのでしょうか。
日本という国は、きっかけは何にせよ定期的なリフレッシュが必要なのかもしれません。