とりとめのない思考 | フードデリバリーで大谷に会いに行く

フードデリバリーで大谷に会いに行く

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フードデリバリーをしていて、たまに自転車を漕ぎながら考えることがある。

 

このフードデリバリーって枠組みって、色々な技術の進歩の集まりだなぁと。

 

まず、スマホが開発されなければ、そもそもの料理の受け渡しの管理が全くできない。そもそも、こんな小さなコンピューターって、昔どころか二十年くらい前でも考えられないのではないか。

 

更には、地図アプリ。

これが無いと、我々は基本的に届けることができない。

途中のナビは無くても頑張って届けることは可能かもしれないけど、最終目的地のエンドユーザーの場所が特定できなければ、近くまで行けても、たどり着くことはできない。

 

さらにはGPS

移動している場所を特定して、少なくとも3個以上の衛星で、リアルタイムで補足する。普通に考えてすごい技術。

たまに、ズレたりするけど、ほぼ問題ないレベルで、幹線道路の左側を通行しているのか、右側を通行しているのか把握してくる。

 

あと、極めつけは配達AI。

エンドユーザー、お店、配達者。

お店はともかく、エンドユーザーも、配達者もバラバラ。

特に自転車(他の車両も)で移動している配達者の中から最適な人を見つけなくてはいけない。

ただ、近い距離だけでなく、その人のオファーへのスルー率とか見てくる。

このAIの凄さ(特にウーバーイーツ)は、経験者ならではの観点で、また後日改めて書きますが、本当に単なるプログラムの集合体と言うには複雑すぎる対応をしている。

(噂では、少し前まで「出前館」は人力で手配していたらしい)

 

ホント、いろいろな技術が進歩して、合体して初めて成立するビジネスなのだなぁと。

 

いつも思うのは、地図アプリとかGPSが無い時代の、寿司やさんとか蕎麦屋さんの配達ってどうしていたのかと。

 

フードデリバリーみたいに、不特定多数の配達員を抱えていないので、配達AIみたいなものは不要としても。

 

何処に配達して、今何処に自分がいるか。

まじで、どうやって理解していたのだろうと思う。

 

多分、配達前に地図をみて、ある程度の予測を立てて、近くまで行っていたのだろうけど、携帯電話がなければ「今、近くに来てるんですけど」的な連絡もできないし、現地で地図を見たとしても、自分が今何処にいるのか完璧に把握するのはとても大変だし。

 

我々もそうだけど、3駅くらい先に行くと、ほぼ土地勘は無いから完全に地図アプリとGPS頼みになるのに、その二つが無い状態で配達していたと思うと、本当に頭が下がる。というより、どうやっていたのか不思議。

 

意外と建物名を書いていないアパートって多くて、地図アプリでの住所の確定のみでピンポンしているケースも少なくない。

もちろん、間違った家のチャイムを鳴らしたことも・・。

 

今のテクノロジーがあっての我々でもそうなのだから、本当に昔の蕎麦屋さん達の配達方法が知りたいと、フードデリバリーを始めてから思う。

 

逆に言えば、その人達は、こんな不特定多数が不特定の料理を運んでいる未来なんて想像もつかないんだろうなぁ。

 

これからも、テクノロジーの進歩によって、今の人間たちが思いもよらないビジネスが生まれては消えていくのかもしれない。

 

そんな、とりとめのないことを配達しながらよく考える(笑)