レポート:ツール ド 新城(クリテリウム:ルーキー)その2 | 僕☆ロード麺!   

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「ロードバイク」と「自作ラーメン」の記録。

いよいよスタートだ。
誘導されてスタート地点へ。

とりあえずネットで勉強して
「クリテは常に前の方で走ることが基本」
とのことで、グイグイと前の方へ移動。

なんとか前の方でスタンバイすることができた。



カウントダウンが始まった。
5、4、3、2、1…

スタート!!
クリートも一発ではまった。いくぞ!!

出だしは人数も多いのもあって
団子状に…とおもいきや

速攻で飛び出した人10数人。

僕の目標は先頭集団に食らいつく事だったので
ついていきたいところだが、
周囲を囲まれているので
うまく動けず。

とりあえず全体の流れを見ながら
先頭集団を視界にとらえつつ
コツコツと抜いていき、
少しずつ前へ前へ移動することを目指す。

落車を心配していた
直角カーブも
「はい!しっかりブレーキー!!」
と叫ぶ係の人たちの声に従い
みんなしっかりと減速。
無難にコーナーをクリアしていく。

そうこうしていると
2周目の急下り直後の直角カーブで
目の前で一人が突然落車。

「落車ー!!」

周囲の人たちが明らかに動揺し
急ブレーキで減速したり
フラフラしたりで
流れが急にストップ。

そこで僕は一気に加速。
先頭集団から遅れ気味だった集団から脱出。

3周目に突入する頃に
先頭集団の最後尾にようやく追いつく事ができた。

先頭集団は10人以上いるかな?
とりあえずホッとする。
興奮しているからなのか、鳥肌が止まらない。

先頭集団に加わって、ポジションをキープしながら
5周目に突入。

ジリジリとだが
なんとなく先頭集団から離れていくのがわかる。

やばい!
疲れてきた…
足に乳酸が貯まってきているのを感じる。

カーブで予想以上に減速するため
そのあとの立ち上がりがきつい。

まさにストップ&ゴーの繰り返し。
インターバルトレーニングをもっとやっとくんだった…

先頭は黄色いジャージの
妙に小さい人が牽いている。
あれは子供なのでは…

前半の下り基調で先頭集団と距離をつめるが
後半の登り基調で再び離されるを繰り返す。

徐々に、先頭集団から引きはがされていった。

6周目のホームストレート
計測ポイントを通過したあたりで
MCからひとこと

「さあ。ここらへんは…
 とうとう先頭集団から、ちぎれてしまったのでしょうか?」


はい。
そのとおりですけど?!

なにか?!

活躍してなんか言ってもらう予定だったが
唯一もらったコメントはこれだけでした。

どんどん先頭集団が離れていく。

やばいやばいやばい。
これはまずい。

なんとか視界には入る差だが
全く追いつける気がしない。

そのとき
ブルージャージのクロスバイクのお兄さんに抜かれる。
クロスバイクなのに速い!

黒のジャージに赤い自転車のお兄さんにも抜かれる!
ただこちらには再び抜き返す。

後ろをみると誰も見えない。

どうやら先頭集団から
はぐれちゃったのがこのへんの人たち
のようだ。

7周目あたりから
周回遅れの人たちとも遭遇。

先頭から中切れした人なのか
周回遅れの人なのか
よくわからない。

いったい今何位なんでしょう??

なんとか後ろについていた
クロスバイクの青ジャージ兄さんも
すこしずつ離れてゆき
先に行ってしまった。

赤バイクのお兄さんとは
抜いたり抜かれたり…

乳酸で足がダルダルに…
苦しい…
とにかくしんどい。
吐きそうだ…


酸欠なのか頭が痛くなってきた。
足はもう乳酸でパンパンだ。

クリテリウム…
恐るべし!!!甘く見てた…
もう表彰台は無理だ…

抜きつ抜かれつ仲良くやっていた
赤バイク兄さんにロックON。
せめてコイツには勝つ!!

ラスト1周の下り区間で
赤兄さんを抜き去り
ラストスパート!!

後半の登り区間で後ろを振り返ると
やはりぴったりと後ろをつかれていた。

後半登り区間でゲロがこみ上げるレベルに…
あっさりと抜き返される。

ついに最後のホームストレートへ。
先頭集団はもうゴールしてしまったのか見えない。
どうなったんやろ?

加速する赤兄さんに対抗し
俺なりの最後のあがきを見せる。

ふんがあああああ!!
座ったまま高速ケイデンス。

結局赤兄さんにはとどかず。
チェッカーフラッグが舞う
ゴールラインへ。

先頭集団についていけず
赤兄さんにも負けた…

ああ…
あかんやないですか…


→その3へ続く