7月20日の北陸ランチェスター実践交流会は、「身近な社長の身近な事例」ということで、3名の社長に体験報告をしていただきました。
西田社長、左近社長、天光社長、ありがとうございました!
今回3社長の業界は、決して成長産業でもありません、どちらかと言うと衰退産業に近い業界です。
そういった中で、いかに戦っているのか?
一番最初に、㈲西田畳店(畳製造販売) 西田社長にお話をしていただきました。
住宅着工戸数の低下とともに、畳の需要は半減する中、地元地域を細分化し世帯数からシェアを割り出し、「小さく見ていけば、まだまだ、伸ばせる市場はある」ことを教えていただけました。
小さな会社は、小さな範囲で1位をとる「小規模1位主義」「地域戦略」を素直に実践されていてます。
次に、㈲共越運輸(運送業) 左近社長にお話をいただきました。
以前、メロンパンで話してもらったのですが、それを捨て「トラックに集中」「トラック業界での地域戦略」を実践しています。
左近社長の発想は、トラックの稼動効率を上げるところににはお金をかけ、それ以外は「軽装備」の運営をしています。
まさに、弱者の戦略の発想です。
最後は、㈲花みやび(ブライダル貸衣装) 天光社長にお話をいただきました。
社員さん6名ほどの小さな会社ですが、ダントツの利益性(1人当たり粗利益は1500万円以上)を誇っています。
やはり、「1つの好きなことを継続してやり続け、余計なことに手を出さない」
「市場規模の大きな業界・客層」を狙わない」
「顧客の立場に立ち、手間をかける」
といった「弱者の戦略原則」がピタリと当てはまります。
今回も、多くの方々に来ていただきました。ご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。
そして、改めて、3社長に感です。
次回の体験発表会は来年1月に予定しています。(実践交流会は毎月開催です)
着々と戦略実力を上げてきている戦略社長がいます。お楽しみに!
【まだ、参加されたことのない方へ】
戦略や、ランチェスターを北陸で真剣に学ぶなら、北陸ランチェスター実践交流会に、まずはご参加ください。
「戦術7年、戦略15年」と竹田陽一先生は言われているように、戦略は分かるようで分からないものです。
安易に「分かった」と言う人ほど、表面的な理解だけで、実践と成果に結びつきません。
戦略は短期的売上UPの方法ではありません。
「学び」と「実践」、そして「成果」に至るまでに、時間差が生じます。
即効性を求めてしまう社長には向いてないかもしれません。(即効性のあるやり方があればいいのですが・・。)
戦略自体は、中長期的に事業の安定性をどう保つか、粗利の補給源をどう確保するか、強い経営構造をどう作るか、あるいは、全体として、競争相手にどう勝ち進むか、限りある資源をどう効果的に配分するかといったような課題に対する取り組みです。
必然的に時間がかかります。
しかし、戦略を勉強中でも、人間は目先の欲に目が行ってしまうものです。そうなると、原則を忘れ、平気で本業と違うことをしたり、身の丈に合わないことをしてしまいます。
しかも、弱者の戦略には派手さはありません。(だからこそ、最強なのですが・・・。)
途中で見栄えのイイMBA系の理論や○○マーケティング、楽しい心理学や感動・精神系の話にだんだんと偏っていきます。そうして、じわりじわり、戦略原則はどこかに追いやられ、戦略ミスをおかしてもそれに気づかなくなります。
そういったことで、戦略をきちんとマスターできる社長は数%しかいないのが現状です。
真剣にランチェスー戦略を学ぶには、地道に継続的に学ぶ仕組みが必要です。
私は、戦略研究は、本業にどれだけ真剣に向き合うかと同義だと考えています。
本業を極めようとする意志、とりわけ社長として戦略技術(将軍の術)をどれだけ高められるかです。
あえて言うなら、本業を極めようとする中に精神がやどります。「戦略道」です。
そういった意識になると、必要なものと必要でないものとの区別がついてくるようになります。
不思議と戦略社長の思考構造はシンプルです。余計なものがないからです。
「戦略とは捨てること」と言いますが、捨てたあとに残るのは「原理・原則にのっとったシンプルな考え方」です。
余計なことはせず、ある一定期間は本業と戦略研究だけに集中したほうが経営の成果が早く出るのです。