鶏口牛後 | 小嶋隆史の「小さな会社の経営法則」ブログ

先日、金沢市中央倫理法人会で講和をしたことで、金沢市本町の寿し寅本店當摩さんのところへいった。


実は、昨日わが事務所兼棲家(ボロアパート)にわざわざ訪ねてこられて、言葉を書いてくださいと言う。聞けば、


講和をした人にその人の座右の銘みたいなものを「17か条の栞」(倫理法人会の教本)の空きスペースに書いて


もらってるとのこと。「これ見本です」と見せてもらった栞には、金沢の著名な方が毛筆でありがたい言葉を書い


ている。しかも新品の栞の最初のページに書いてくれと言う。恐縮してしまう。




所用もあり、その場は依頼されて終わったが、ふと考えてみると人に言葉を差し上げた経験は初めて。中高の


卒業式とか結婚式の色紙に”Love&Peace"とか書いた記憶しかない。



何を書こうかと思案する。



机の前には自省のために、森信三、中村天風、安岡正篤の大先生の言葉を書いて張っているが、あくまでも自


省のためで人に差し上げるものではない。それでも「一眼は遠く歴史の彼方を、一眼は脚下の実践へ」(森信三)


は好きなので、これにしようかなと思っても見た。が、やはり、大先輩に対してなので躊躇してしまう。



色々考えたあげく、そういえば講和の内容は、当然ながらランチェスター経営戦略だったことを思い出し、「一点


集中」「1位作り」「弱者の戦略」とか言葉をあげながら、「鶏口牛後」にたどりつく。



鶏口牛後(鶏口となるも牛後となるなかれ)は、「戦国策」の言葉で、「鶏のくちばし(小国の王)となっても、牛の


尻(大国の家臣)にはなるなと蘇秦という人が言ったことから来ている。まさに、ランチェスターの小規模1位主


義、弱者は大きな市場ではなく小さな市場で1位をめざせということを言い表している。竹田陽一先生も、キンチョ


ー(金鳥)の蚊取り線香の例を出してよく使っている。http://www.kincho.co.jp/kaisha/japanese/history/history.html



ということで、小さくてもいい会社、No1のお店という願いをこめて、鶏口牛後と書かせていただく。


そして、今日お持ちする。當摩さんは人柄最高の方で、深々とお礼を言われる。



こちらこそ感謝。