用事で 「ゆりかもめ」 に乗りました。
地面を這いつくばっている電車と違って、そこそこ高いところを軽やかに、ゆっくりと走っているので、
じっくりと都心の風景を眺めることができます。
完璧に整備された建物とその周りの設備を見るにつけ、遥かに続くビルディングを中心とした遠景を望むにつけ、
これが本当に60年とチョットばかし前には焼け野原になっていた土地なのだろうか? と
恐れ入谷の鬼子母神 だったわけです。
つい3日前に50という齢を重ねた自分の人生と重ねあわせて考えても、信じられないというのが実感です。
私の オギャー のほんの12年前に終戦を迎え、それから以降私も同時に経てきた62年という短い間に
よくぞここまで と感心せざるを得ません。
日本人の唯一の財産である 勤勉さ の成した結果であるのは論を待たないでしょう。
※この風景が素晴らしいのか、またこのそれぞれの風景が有機的に或いは必要十分に機能しているのか?
という判断はさて置いちゃいます※
その(最先端)の乗り物の中で、私の周囲にたまたま乗り合わせた中学生と思しき軍団がいたのですが、
彼ら全員が同じメーカーの同じ機種のゲーム機(PSP?)を持って、ゲームに没頭しながら、相手の目も見ずに
会話していました。
ドイツ語を操る外国人の一団も同乗していたのですが、彼らはあの中学生軍団をみて何と思ったでしょう。
今現在日本という枠組みの中で生きている人々には、誇れるものよりも、恥ずかしいことの方が
遥かに勝っていると私は思います。