ブラジルに30年ぶりに勝利! | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

バレーボールネイションズリーグ男子で、日本が20年ぶりにブラジルを破り、ただいま7戦全勝で首位につけています!

 

昨日のブラジルとの試合は、1,2セットを日本が取りましたが、やはりそこはブラジルが底力を見せ、3,4セットを取り返します。そして、勝負の第5セット、サイドアウトを繰り返し、遂に日本が勝ちました。

 

ブラジルは、今までオリンピックをはじめ、いろいろな大会で金メダルを獲った強豪です。その時からいた選手が、今回もいました。フランス戦は、フランスが出場権を持っているため、キャプテンのティリなどを除いては若手の2軍で来ていたので、勝ちましたが、あまり心から勝利を喜ぶというわけにはいきませんでした。でも、ブラジルは、がちんこ勝負。それで勝ったのです。素晴らしいです。

 

特にすごいのは、トリックプレーです。アタックを打つと見せかけて、相手のブロックをひきつけ、アンダートスを上げて、スパイカーに送り、それを決めるのです。前回は、石川と西田、今回は、藍と宮浦のコンビだったかな。もう笑っちゃうほど、凄いプレーなんですよ。

 

それに、今回、ミドルブロッカーがすごく伸びたと思います。山内と小野寺、両ミドルブロッカーがブロックだけではなく、クイックを決める回数が抜群に増えています。

 

そして、石川、西田、藍の3人のエースは相変わらずの好プレー。バレーという種目は、身長が少しでも欲しいと思う私ですが、この3人は、素晴らしいと認めます。

 

私は、アメリカ男子ばかり応援してきて、日本男子のバレーというと、ミュンヘンの強かった頃は覚えていないし、アメリカ男子が強かった頃の、日本男子のアイドル的な爆発的人気の時しか、頭に浮かびません。でも、今の日本男子バレーは、見たい!と思わせてくれます。7戦全勝で首位ですよ。物凄いことですよ。このまま、負けることなく、独走して欲しいと思っています。

 

それにしても、男子バレーの扱いは小さいですね。サッカーのペルー戦は、新聞のほぼ一ページを飾っていましたが、バレーは数行だけの記事でした。実力で、ファンをつかむしかないのかな。今は、BSで放映されていますが、地上波で放映されると、一気にファンが増えると思います。