追悼 ジョージ・ケネディ | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

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映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。




 俳優のジョージ・ケネディが亡くなりました。享年91。

 ジョージ・ケネディといえば、あの巨体をまず思い出します。背も高ければ、横幅もある。堂々とした体躯でした。

 その大きなジョージ・ケネディが、ちょこなんと座って、ポール・ニューマンのためにせっせとゆで卵の殻を剥いていた『暴力脱獄』が、一番に思い浮かびます。この演技で(卵の殻剥きではありません)で、アカデミー助演男優賞を受賞しました。

 それまでに『シャレード』の悪役もありましたが、『暴力脱獄』以降、良い人役が多くなったように思います。 








 クリント・イーストウッドと共演した『アイガー・サンクション』がありました。

 そして、『エアポート』シリーズには、全て出演。他にも『大地震』など、70年代パニック映画には欠かせない人でした。

 『人間の証明』『復活の日』など、日本映画にも出演しています。

 大きな体で、人懐っこい笑顔で笑う、どこか可愛いところのある人でした。

 小さい頃から親しんできたスターが、またひとり亡くなりました。

 淋しいことです。