コンフェデ杯 ドイツ対ブラジル戦 | 銀幕と緑のピッチとインクの匂い

銀幕と緑のピッチとインクの匂い

映画は洋画、それも古い映画が大好き。本は外国文学。ドラマは洋物。サッカーは海外チームと代表の応援、という思いっきり偏った嗜好で、天の邪鬼に感想を語ります。但し、脱線話題多し。

 開催国ドイツとブラジルの準決勝でした。奇しくも、2002年W杯決勝と同じカードです。結果はブラジルの勝利。3-2でした。それぞれのチームにPKありと、前半はやや波乱の展開。でも、結局ドイツがブラジルに力負けした感じでした。アドリアーノの2発は効きましたね。


 ドイツのモチベーションは高かったことと思います。何と言っても開催国で、翌年にはW杯を控えているのです。ここでブラジルを叩いて波に乗りたかったことでしょう。実は、ドイツはここ数年あまり国際舞台でパッとしない日々が続いています。2002年W杯こそ、準優勝国であったわけですが、実はこの準優勝もあまり評価されていないのが実情です。それは何故か?ドイツは文句なく世界の強豪国なのですが、2000年にW杯予選でイングランドに勝って以来、いわゆる強豪国と言われる国に勝っていないのだそうです。そういわれてみれば、2000年のユーロでも惨敗の印象でしたし、フランスとの親善試合でも完敗。W杯でもドイツと当たった国というと、サウジアラビアや韓国・・・。2004年のユーロでは、強豪オランダ、チェコと同じグループになり結局勝てずにグループリーグ敗退でしたっけ。なるほど、強豪国に勝てないというのも納得。親善試合でさえ勝てないというのは・・・。


 試合の終盤に、ドイツのサポーターたちが立ち上がって一生懸命選手を鼓舞していたのが印象的でした。満を持して臨んだこのコンフェデ杯でもブラジルやアルゼンチン、強豪国にはやっぱり勝てないという結果を残してしまったのでした。


 まあ、でも何と言ってもドイツは伝統国です。若い才能ある選手も沢山出てきました。そして監督に就任したのはあのクリンスマンです。監督も選手も若い。そんなチームが、少しずつ力をつけていくには自国開催のワールドカップは最適でありましょう。きっと、来年はもっともっと力をつけて強いドイツが蘇ってくることでしょう。いや、ドイツ国民の意地にかけてきっと頑張ることと思います。


 さて、決勝でブラジルと当たるのは、アルゼンチンかメキシコか!?