チャッカブーツとは?
前回と前々回のコラムで、アンクルブーツとチェルシーブーツについて
お話ししました。
くるぶしまでの深さのブーツがアンクルブーツで、
その中にはチェルシーブーツとチャッカブーツも含まれると説明しました。
本日お話しするのはチャッカブーツ(チャッカーブーツとも言われる)です。
「チャッカー」と言ってしまうと、なんとなくチャックで締めるタイプのブーツなのかなとか、
思ってしまうかもしれませんが、全く違います。
チャッカブーツとは、2~3組のひも穴がある靴で、
つま先部分の革とアンクル部分の革の2種類の革でできたくるぶし丈のブーツのことです。
イギリスの伝統競技で、「ポロ競技」という、馬に乗った状態で木のスティックで
木製のボールを打ち合って得点を争う、まさに騎馬民族ならではの競技があるのですが、
このポロ競技の時間の単位を「チャッカ」といい、選手が試合後に履いていたブーツが
チャッカーブーツの起源といわれているようです。
スポーツが起源とされることや、2種のレザーを使用した作れらた上品な外観で、
フォーマルすぎず、カジュアルすぎず、日常のあらゆるシーンで合わせやすいブーツです。
ちなみにロイドスタイルで取り扱っているチャッカブーツは次の商品です。
ロイド 【LLOYD】 「メリアン」 アンクルブーツ ブラウン
2種のなめらかな革を組み合わせてつくられた高品質で上品な靴です。
チャッカブーツ自体が希少なので当店ではアンクルブーツに分類しています。
イギリスの伝統競技が由来といわれているだけあり、とても品があります。
アンクル部分の柔らかさがこの靴の機能性を象徴していると思います。
基本的に、ちゃんとした場所に出かけるときにフォーマルスーツなどと合わせる場合、
アンクルブーツを使用するのはあまりお勧めできません。
チェルシーブーツのコラムでご説明しましたが、見る人が見たら、「えっ?」と
なってしまうことがありますので。
以上、チャッカブーツのお話でした。