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「レガシー」
いまちょっと話題のこの単語、
そう東京オリンピック会場問題ですね。
会場をどうするのか、「レガシーにしなくてはいけない」っとまぁ戦っています。
なぜこだわるのか。
オリンピックの開催にあたり、オリンピック憲章にこう記載がされているようです。
「To promote a positive legacy from the Olympic Games to the host cities and countries(オリンピックの開催都市ならびに開催国に遺産を残すことを推進する)」 (引用:wikipedia)
国際オリンピック協会が2013年に表明した指針では5つの具体的項目が記載されています。
- Spoting Legacy(スポーツ・レガシー):Sporting venues(競技施設)、A boost to sport(スポーツの振興)
- Socia Legacy(社会レガシー):A place in the world(世界の地域)、Excellence, friendship and respect(友好と尊崇)、Inclusion and Cooperation(包括と協力)
- Environmental Legacy(環境レガシー):Urban revitalisation(都市の再活性化)、New energy sources(新エネルギー)
- Urban Legacy(都市レガシー):A new look(新たな景観)、On the move(交通基盤)
- Economic Legacy(経済レガシー):Increased Economic Activity(経済成長)
レガシーとは「遺産や先人たちの残した知恵、受け継いだもの」などの意味を指しています。
『どうせやるなら後世まで残るものを』
という感じでしょうか。
さて、私たちの業界(薬局)においてもいま『レガシー』が提唱されようとしているのはご存知ですか?
その発端となったのが前○剤管理官の方の「レガシーな薬局を」という話なのですが、大手チェーンつぶしや、勤続年数の縛り、「調剤報酬に頼らない経営」といえばどれだけこのレガシーにこだわったのかが分かるかと思います。
いまはすでに力ある職を下りているのですが、それを引き継いでいるのが現在の中医協支払い側の委員にいらっしゃいます。
この「レガシーな薬局」というのは、俗に言う「町の科学者と」言われていた時代の薬局に戻りましょう。っということをいっています。
イメージは「ALWAYS三丁目の夕日」でしょうか。
舞台は昭和33年。。。
医薬分業元年が昭和49年といわれていますから、たしかに町の科学者として地域に親しまれていたのではないでしょうか。
しかし舞台は2016年。
GMS、ドラッグストア、コンビニエンスストア、インターネット販売と商売の形、業態が大きく変わってきました。
俗にいう雑貨やが淘汰され、専門品店も淘汰され。。。
国民のライフスタイルも大きく変化しています。
そういう環境の変化が起きている中、薬局は分業率を上げるために「処方せん」というモノの専門品店として成長を遂げてきたのではないでしょうか。
逆にドラッグストアは従来の「薬種商」を追求した形として成長をしてきたのでないでしょうか。
「レガシー」「レガシー」と良く使われていますが、「レガシー」の意味には
「時代遅れ」という意味も含まれていることを知らなくてはいけません。
OTCを売ること自体に、時代遅れも先を行っているもないのですが、自分たちの使っている「レガシーな薬局」は「時代遅れの薬局に戻りなさい」そういっているとも言えることを知る必要があるのでないでしょうか。
現在、この業界は「ガラパゴス化」に近づいていると思います。
時代の流れに乗り遅れないように、古きよきものは残しながら、進化を遂げないと、「規制緩和」という一つの改革によって淘汰へと向かってしまいます。
だからこそ、いまなにをやるべきなのか、時代はどながれて、どちらに向かうのかを知る必要があると思っています。
そして、そもそも論として「レガシー」という後世に残される記憶やモノというのは意図されて作られるのではなく、そこに繋がるドラマや歴史があって初めて「レガシー」になるのではないでしょうか。
建物よりも、内容で勝負してほしい東京オリンピックですね。
Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)
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