【ブログ更新しました】
だいぶ間隔が空いてしまいました。
人間に決められた1日24時間をどう過ごすのか。
この一生掛かっても答えが見えないミッションの壁にぶち当たりそうです。
どう時間を分配し、どこで息抜きをし、どこで禁欲するのか。
浪人生だったころの自分にもいってやりたいくらいです。
さて、久々の更新ですが、タイトルは
「EU離脱の英国に学べ」
とたいそうなものをつけています。
これは、日経ヘルスケアの7月号にあるコラムに付けられた記事です。
ざっくり過ぎるくらいざっくりいうと、
「社会保障関係の決め事は、EU離脱を決めたイギリスのように国民投票だろ!」
ということです。
社会保障費がもうだめだという話はここ数年ずっと言われています。前回の介護報酬改定、そして次回改定では「要支援」「要介護1・2」を中心とした抜本的改革が行われます。
医療においても同様にどこを削り、どこにフォーカスを当てるのか。
そういった議論がされています。
しかしながら
消費税増税の延期がこうもあっさりと決まってしまった、2016年。
財源なき改革は果たしてどこに向かうのでしょうか。
振り返ってみてください。
「1億総活躍」「女性の社会進出の後押し」「育児保育への支援」「超高齢社会への対応」そして「消費税増税延期」
ひとつ一つのプランはいいのかも知れませんが、点と点を結ぶとどうにもこうにも矛盾が多いように思います。
だからこそ
「国民投票を」
という話なんですね。
決して私自身は、国民投票がいいのか悪いのかはわかりません。
私自身も理解が深いわけでもなく、この業界にいなければ「消費税増税なんて反対!!」と叫んでいると思います。
私が思うのは「イギリスに学べ」という部分です。
国民投票は一度おいておいて、なぜイギリスはこういう結果になったのでしょうか?
日本ではざっくりとしか報道されていませんし、選挙が終わればどこ吹く風という感じです。
私自身は毎年イギリスに視察研修にいっているので、色々と考えるところがあります。
そこで聞いてみました。
現地の薬剤師と医師の知人に(日本人)
まず今回の騒動をイギリスでは
「Brexit」(British exit)
こういうそうです。
これを知っているだけでも、なんだか情報通な感じが出ますよね。
色々と争点があったようですが、現地で注目されている話題は3点。
移民の流入による雇用の創出
労働環境のバランス崩壊による生活保護の増大
高齢化に伴う医療費増大
この3つがあげられています。
私たちが視察に言った際も、ジプシーにより英国内の人口バランスが崩れているっという話はよく出ていました。
EUはご存知の通り欧州連合のことであり、ここに属していることによって多くのメリットがあります。
その一つに「人の行き来の自由」があります。
ジプシーとはヨーロッパでもたびたび注目を浴びている「放浪する人々」です。
いまイギリスではこのジプシーの流入に歯止めが利かないことが問題視されています。
日本でもそうですが、移民や外国からの労働者は国内労働者よりも低価格で雇えることが多いです。
イギリスでも同じことが言えます。
多くの移民やジプシーに職を奪われた、労働階級のイギリス人が「仕事がなくなって切れた」というのが今回一番注目されている理由です。
そして、それに伴い「生活保護」も増えています。
現地の方に聞いた話だと、6ヶ月ほど働けばイギリスでは移民でも生活保護の申請が出来るとのことです。
安い労働力で雇用を埋め、ある程度したら生活保護の申請をする。
これがイギリスの労働を圧迫しています。
そして生活保護が増えると、そこに社会保障費が充当されるので、もちろん財政が悪化する。
それだけでなく、高齢化に伴い自然増もある。
こういった背景があり、今回イギリスではEU脱退に対する国民投票を行ったわけです。
「移民」「生活保護」「高齢化」
移民は日本ではあまり身近ではないかも知れませんが、後者2つは私たち日本でも考えるべき問題なのではないでしょうか?
日本の消費税は8%でストップしています。
イギリスの消費税(VAT)は20%です。
(軽減税率導入)
一概に一緒とは言えませんが、果たして日本の社会保障は8%のままでやりきることが出来るのでしょうか?
イギリスはEUを抜けることで、間違いなくヨーロッパの中心ではなくなります。
その先にある道はわかりませんが、日本の行く末はどこにあるのでしょうか。
同じ皆保険制度を敷く2つの国です。
日本が先か、イギリスが先か。
やっぱり痛みなくして改革は成功しないのではないでしょうか?
Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)
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