4月に入り、いよいよ新報酬体制での営業がスタートしました。
調剤基本料を含め、施設基準の届出の提出期限は14日までとなっています。
かかりつけ薬剤師にかかる「地域活動」についての解釈が3月31日に出た疑義解釈により全国で混乱を招いている様ですが、本日各地の状況をヒヤリングしている限りはいつも通り全国バラバラな解釈となっています。
これについては前進あるのみ。
とりあえず資料を集めて提出をするしかないという感じになっています。
もし指摘を受けた時、その指摘に対してどの様に対応するのか。
こればかりは情報を持っている所が勝つという感じになるのではないでしょうか。
今回の調剤報酬改定は例年と違う!そう感じている方も多いのではないでしょうか。
事実、かかりつけ薬剤師指導料を一つとっても企業によって対応は異なります。
それにより業務も形態も2分化することは言うまでもありません。
これについてどちらが「正しい」という判断は難しいところです。
保険薬局という社会保障制度の中の保険事業を担い、調剤報酬という制度のなかで商いをする薬局にとっては、調剤報酬とは大きな収入源です。
とるも取らないも経営判断であり、算定をせずとも経営が成り立つのであればそれもまたひとつの経営だと思います。
しかし現状をみると、「算定」という行為は「報酬を得る」という行為だけに留まらず、保険薬局というものを評価するための「指標」になるという側面を忘れてはいけないと思っています。
一連の調剤報酬改定の議論を通し、「理屈」と「現実」に開きがあることを強く感じました。
「疑義照会」という行為を例にとっても、日々現場では薬学的見地から多くの疑義が行われていると思います。
しかしながら、国のデータとして出される資料は「重複」「相互作用」に係るもののみで、しかも算定されていないものについては、なかったものとなっています。
なんでもかんでも点数を取るということが是ではないと思いますが、現状この業界、報酬体制における評価とは「算定」が大前提である!ということが言えます。
在宅においても同じことが言えるのではないでしょうか。
前回の報酬改定では「算定要件に準じて行っているが算定していないものも実績とする」という基準調剤加算2の要件がありましたが、施設や家族の関係から無償在宅を行っている薬局は全国にたくさんあるのではないでしょうか。
今回の報酬改定では1年間「かかりつけ業務」を行っていない薬局については、来年度より基本料を「50/100」にするという罰則措置があります。
しかし私の受け持っている薬局様でも、昔から地域で頑張っている先生は患者負担が上がるから「夜間休日」を取らないっというところもあります。
現状では間違いなく来年度、罰則措置を受けます。
こういったことを一つ一つ取り上げていけばきりのないことだと思いますが、やはりもっとスタンダードな指標となるものを作っていってもらう必要があるのではないでしょうか。
今回の「地域活動」についてもそうですが、各企業で取り組んでいる住民向け勉強会や福祉フェアがなぜ除外対象となるのでしょうか。
またとある地域では、受講ではなく「運営」として参画であれば医療者向けの薬剤師会主催の勉強会でも実績となるという場所もあるようです。
さらにいうなれば、なぜ「薬剤師会主催の・・・」という項目が保険点数の要件に入ってくるのでしょうか。
こういった事をぼやきつづけても、どうにもならない事実であることはわかっています。
だからこそ、声を上げることが必要なのではないでしょうか。
きまったことを振り返り、あーだこーだいうことよりも前を向いて行動を起こす。
これが自分たちの評価を結果として勝ち取ることになるのではと考えています。
ということで、そんなことをするために仲間達と団体を作りました。
それが「一般社団法人 日本薬局経営学会」。
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だれしもが思う、「だれかしてくれないかな」は自分が動かなければ動きだしません。
他力本願では自分の求める未来を作れません。
だからこそ動く必要があると思います。
だれかがやってくれるのではなく、「自分がやる」。
どんな仕事であれ、どんなことであれ、たぶん成功してきている人達は、みな行動を起こした人だと思います。
だから僕らも前を見据え「未来」を見据え、行動を起こしたいと思います。
http://jamps.club/
Aguantamos, que siempre hay esperanzas, y leventámonos.
(希望は常にある、乗り越え、立ちあがろう!)
「こまがたこうだいのぜんこく薬局放浪記」はじめました!vol.9
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