自ら考え判断する | いちどのじんせいタノシク・ジユウに
改定を控えた年の半分が過ぎようとしています。

診療報酬を議論する中央社会保険医療協議会の議論も少しづつですが熱を帯びてきています。

まだまだ調剤報酬まで議論は及んでいませんが、間違いなく厳しい改定となるのは間違いありません。

さて、先日から日本縦断をしてきました。

金曜日に鹿児島に渡り、土曜に福岡、日曜に高松、月曜に札幌と行き本日、東京に1週間ぶりに戻って参りました。

今月はこの後、大阪、鳥取、茨城、仙台と引き続き行脚してくる予定となっております。

各地を回り、まことしやかか調剤報酬に関するこんな情報が耳に入ってきました。

とある会社のセミナーで「調剤基本料が24点で一本がほぼ確定した」っというのです。

この情報を皆さんはどう判断しますでしょうか??










調剤基本料については前回改定でも議論に挙がり、前回は保留の措置が取られました。

間違いなく今回も議題に上がる最重要な部分です。

ご存知通り99%の薬局が基本料の1を算定しています。残りの1割が基本料の2を算定していることになります。

この40点が24点になるということでどういう影響が出るのでしょうか。

間違いなく薬局の収益が減ります。

しかも尋常でなく減ります。

この結果、継続する事ができない企業が多く生まれることが予測されます。

月のレセプト受付が1,000回とすると、

【40点の場合】
1,000 × 40 × 10 = 400,000
(回数)  (点数) (円換算) (金額)

【24点の場合】
1,000 × 24 × 10 = 240,000


この差額は月間 160,000円 となります。

年間にすると1,920,000円となります。

月間1,000枚ということは25日営業とすると一日平均約40枚と言うことになります。

一人薬剤師またはパートを利用し、1.5人といったところでしょうが、年間約2,000,000円のマイナスとなった時にその営業はどう変化するでしょうか。



私にその情報を教えてくれた人も「やばい」という認識はある様でしたが、ココまでの事を考えどういう結論を出したのでしょうか。


私個人の判断としては、「24点で一本化は限りなく0」だと考えています。

いくら社会保障の財源の中で動いているにしろ、この極端な改定の行きつく先は民営圧迫でしかありません。

「痛みを伴う改革」と言われたものですが、これは既に痛みと言うレベルではありませんよね。

膨らんだ件数を抜本的に減らすリストラ策でしかありません。


行きつく先の改定はどうなるかわかりませんが、情報と言うのは驚きとインパクトがあればある程、人を惹きつけます。

しかし、よくよく考えた時にその情報が信憑性のかどうかを精査しきれているのかを知らなくてはいけません。

これから、ますます改定情報の「ほんと」も「うそ」も出てきます。

これらの情報の中で皆さんはどう戦っていくのでしょうか。

情報を見切る目と耳を養わなくてはいけないのではないでしょうか。



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