【ページ説明】
今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその687です。
「dialect」の語源、同語言語(dialogue, intellect)、関連知識(近畿方言、方言)、「dialect」を含んだ名言(ドリス・レッシング)などを載せています。
「dialect(ダイアレクト)」の意味は、「方言/地方語/なまり」などです。
【サイト内の全索引】
【フレーズ】
Kansai dialect【関西弁[関西方言]】
“Osaka-ben hittakuri caution” by Kyoww
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 3.0
【関連知識①(Wikipedia)】
近畿方言(英:Kinki dialect)
“近畿地方(大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、三重県)大部分および福井県嶺南で用いられる日本語の方言の総称である。西日本方言に属する。京阪神を中心とする近畿中央部の方言は上代から近世中期までの中央語の系統を汲み、現在も首都圏方言に次ぐ認知度と影響力を持つ(後述)。”
“関西弁(かんさいべん)とも呼ばれるが、「関西弁」と「近畿方言」では指す範囲が必ずしも一致せず、近畿中央部の方言だけを指して「関西弁」ということもあれば、逆に漠然と「西日本の方言」という意味合いで「関西弁」ということもある[1]。”
(「近畿方言」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月24日 (月) 23:56 - 変更履歴)
「dialégomai」は、「(2つの間を)横切って/(2つの)間に」 を意味する「diá」と「話す[読む]/集める/選ぶ」を意味する「légō」から成っています。
「diá」と「légō」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*dwo-(2)」「*leg- (1)(集める/言葉を選ぶ/話す)」です。
「2|集める/話す」⇒「2者間で話す/話し合う」⇒「地方の言葉」という意から、現在の「dialect(方言)」の意味につながっています。
【語源⇒意味】
dialect /ˈdaɪəˌlekt/
= diá 「(2つの間を)横切って(across)/(2つの)間に(between)」+ légō 「話す(speak)/読む(read)」
⇒ 『2者間で話す』
⇒ 『[名] 方言/地方語/なまり』
【関連知識②(Wikipedia)】
方言(英:dialect)
“ある言語が地域によって別々な発達をし、音韻・文法・語彙などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた、と見なされたときの、それぞれの地域の言語体系のこと[4]。ある地域での(他の地域とは異なった面をもつ)言語体系のこと。地域方言とも言い、普通、「方言」は地域方言を指す。”
【同語源語①】
dialogue [英] /ˈdaɪəlɒg/ [米] /ˈdaɪəˌlɔg/
= diá 「(2つの間を)横切って(across)/(2つの)間に(between)」+ légō 「話す(speak)/読む(read)」
⇒ 『2者間で話す』
⇒ 『[名] 会話/対話/ダイアログ』
lecture [英] /ˈlektʃə/ [米] /ˈlektʃər/
= légō 「話す(speak)/読む(read)」
⇒ 『読むこと』
⇒ 『[名] ①講義/講演/レクチャー ②説教/小言』
『[動] 《自》 講義[講演]する』
『[動] 《他》 ①~に講義[講演]する ②~に説教する』
【Quotes/名言】
“Space or science fiction has become a dialect for our time.” ー ドリス・レッシング(1919-2013、イギリスの作家)
(SFは、現代の方言になっている)
“Francis Bacon, Viscount St Alban from NPG (2)” by Elke Wetzig
- Wikimedia Commons - CC BY-SA 3.0
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