686. conference “会議”

【ページ説明】

今回の記事は、英単語を紹介するシリーズのその686です。

「conference」の語源、同語言語（confer, prefer）、関連知識（会議室、記者会見、イースタン・カンファレンス（NBA））、「conference」を含んだ名言（フランシス・ベーコン）などを載せています。

「conference（英：コンフ(ァ)ランス、米：カンフ(ァ)ランス）」の意味は、「会議/協議会、相談/協議、競技連盟/カンファレンス」などです。

【サイト内の全索引】

【フレーズ】

a conference room【会議室】

“Deal room” by Tom O'Neill
- Wikimedia Commons - CC BY 2.0

【関連知識①（Wikipedia）】

会議室（英：conference hall, conference room, meeting room）
“主に会議に使用することを目的に設置された部屋のことである。”

“会議の参加者は数人から数1000人まで様々である。それゆえに会議を行う場所に特に決まりはない。一般的には、参加者全員が入ることのできる独立した部屋であることが多い。”

（「会議室」『ウィキペディア日本語版』 - 2021年3月19日 (金) 16:07 - 変更履歴）

【

メモ/語源】

　「conference」の語源は、ラテン語の「cōnferō（呼び集める/話し合う）」です。

　「cōnferō」は、「一緒に」を意味する「con-」と「運ぶ」を意味する「ferō」から成っています。

　「con-」と「ferō」の語源はそれぞれ、インド・ヨーロッパ祖語の「*kom-（近くに/一緒に）」「*bher- (1)（運ぶ/実行する/子どもを生む）」です。

　「一緒に｜運ぶ」⇒「共に持ち寄る/呼び集める/話し合う」という意から、現在の「conference（会議/相談）」の意味につながっています。

　同語言語には、

　■ conduct [名] 行為[振る舞い]/運営 [動] ～を行う[実施する]/案内する/伝導する/指揮する（語源：一緒に導く）

　■ confer [動] ～を授ける/与える；協議[相談]する（語源：一緒に｜運ぶ→共に持ち寄る/呼び集める/話し合う）
　■ prefer [動] ～のほうを好む[選ぶ] （語源：前に運ぶ/優先する）などがあります。

【語源⇒意味】

conference [英] /ˈkɔnf(ə)rəns/ [米] /ˈkɑnf(ə)rəns/

＝ con- 「一緒に（together）」+ ferō 「運ぶ（carry）」
⇒ 『共に持ち寄る/呼び集める/話し合う』

⇒ 『[名] ①会議/協議会 ②相談/協議 ③【米】競技連盟/カンファレンス』

【関連知識②（Wikipedia）】

記者会見（英：press conference, news conference）
“一つの場所で人や団体が複数の記者に対して発表や説明を行い、インタビューをする会合である。”

（「記者会見」『ウィキペディア日本語版』 - 2022年10月30日 (日) 19:35 - 変更履歴）

“Bush Blair press conference”
- Wikimedia Commons - Public Domain

【関連知識③（Wikipedia）】

イースタン・カンファレンス (NBA)（英：Eastern Conference）
“北米プロバスケットボールリーグ NBAの二つあるカンファレンスのうちの一つ。もう一つは、ウェスタン・カンファレンス (Western Conference)。それぞれのカンファレンスが3つのディビジョンを持ち、ディビジョンは各5チームで構成されている。”