黒人選手がおもしろい! | KEITAの我流テニス日記

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こんにちわ!3度の飯よりテニスを愛す男KEITAと申します!

昨年一時ブログ更新が止まっておりましたが、再開します!


今年から「ハイパフォーマンステニス」というサイトを運営し、より多くの人々のテニス上達の力になる所存です。

どうかよろしくお願いします!

こんばんは、KEITAです。


ウィンブルドンもついに終盤ですね。

男子はフェデラーとジョコビッチが決勝に勝ち上がりました。


去年と同じカードですね。


両者ともに準決勝はマレーとガスケにそれぞれ完勝して勝ち上がってきてますから、
本当に見ごたえのある試合になりそうです。


それで、今年のウィンブルドンを振り返ってみると、
序盤は黒人選手が沸かしてくれたなーと。






ブラウンがナダルを相手に大判狂わせを演じ、
キリオスがガスケとの試合中に
明らかにポイントを放棄するようなプレーをして批判されたり(笑)。


まず、ブラウンのプレーはすごかったですね。

ドロップショットとボレーをガンガン繰り出すスタイルは、
勝敗うんぬんよりも、見てて楽しい。

ああいうプレーヤーが一人くらいいてもいいと思います。

記録には残らないかもしれませんが、
人々の記憶に残るプレーヤーになりそうですね。


そして、キリオスのあの態度を見て、
「キリオスのことが嫌いになった」という人もいるかもしれません。


ただ、僕的にはあのキリオスの振る舞いは
別に取り立てて批判されるものでもないかなと思っています。

確かに「常に全力でプレーしなければならない」とされている
プロスポーツ選手としては、あるまじき行為だと言われるかもしれませんが、
それは所詮、建前的なところも若干あります。

実際のところ「ゲームを捨てる」というのは
テニスではわりとよくあるからです。


特に5セットのグランドスラムでは。


選手も人間である以上、体力には限りがありますし、
集中力にも限りがあります。

長丁場のグランドスラムでは最初から最後まで
フルスロットルでプレーすることは難しく、
必然的に勝負どころでエネルギーを集約する必要があります。


"全力でプレーしない=戦略、かけひき"である場合もあります。

もしかしたら、あのキリオスのプレーも試合に勝つための戦略だったのかもしれません。


実際、キリオスはなかなかの"戦略家"だと思いました。


二回戦のラオニチとの試合を見ましたが、
ラオニチがウィナーを叩き込もうした時は、
いつもポジショニングや動きでフェイントをかけているんです。

それで、なんとか自分が動く方向にボールを打たせようとしているんですね。

まあ、それが実際に上手くいくかどうかは別として(笑)、
すごく頭を使ってるというか、発想がユニークですよね。

勝つための彼の工夫や努力を、僕はこういうところに垣間見ました。


ただ、そうだとしても、今回はちょっとやり過ぎたというか、
「明らかにふてくされてるだろ!」と
見てる側に思わせるプレーをしてしまいましたね(笑)。

でも、とにもかくにも今回思ったのは
『黒人選手のプレーはおもしろい!』ということです。

モンフィスやツォンガもそうですが、非常にユニークなプレーをしますよね。

プレーやその振る舞いに常に遊び心があり、
それが勝敗を通り越して、
私たちに極上のエンターテイメントを提供してくれます。

そして、黒人特有の"バネ"を生かし、
時にファンタスティックなプレーを見せる姿は、
格上相手にも「何かやってくれるのではないか?」と思わせてくれます。

これからの時代、こうした黒人選手がさらに台頭してきてくれると、
ツアーはますます見ごたえのあるものになりそうです。


KEITA