おはようございます!
KEITAです。
一昨日Twitterで質問をくれた方とのやりとりがおもしろかったので、
紹介したいと思います。
もちろん、
メルマガで紹介してもいいと、
本人から許可はもらっています(笑)。
でも、名前は一応イニシャルにしておきます。
Sさん、高校生の方です。
参考になる部分もあると思うので、ぜひご覧ください!
あと、
私の誰かに教える際の「思考」も披露するのでお楽しみに(笑)。
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Sさん:
いきなりすいません
静岡でテニスをやっている高校生です。
技術面で相談なんですがフォアハンドでスピンのかかった落ちる球を打つためには何を注意したらいいでしょうか?
お答え待ってます。
KEITA:
思うようにスピンがかけられない感じですか?
逆に、Sさんはどうすれば強いスピンが打てると思いますか?
Sさん:
スピンはかけれているとはおもうのですがボールを潰しそこねるとスピンがかからずアウトしてしまいます…。
僕は強いスピンをかけるにはやはりヘッドを走らせること、スイングスピードをかげて降ることが大事かなと思います
KEITA:
なるほど。
ちなみに、アングルショットとかトップスピンロブとかは打てますか?
Sさんの言うとおり、スイングスピードを上げればスピンはかかります。
でもそれができない感じなのでしょうか?
Sさん:
こする薄い当たりのスピンは正直苦手です。
なのでロブなども擦ろうとするとアウトになってしまいます。
ストロークの時には常に厚い当たりを意識しているのでそれも関係するのでしょうか?
KEITA:
では、もともとストロークがフラット気味なんですかね?
もし、単純にアウトしないようにするのを最優先したいのなら、スピンをかけることだけが解決策ではありません。
たとえば遅いボールで入れに行くとか。
それはできますか?
それともあくまでフルスイングでボールを入れることが希望ですか?
Sさん:
なるほど!
最近コーチにシングルスではしっかり回転をかけろと言われたので今はだいぶ球にスピンがかかってきました。
でも自分の理想はどれだけハードヒットしてもベースライン付近で落ちてアウトしない球が欲しいです!
KEITA:
さすが、高校生ですね(笑)。
希望はわかりました。
厚い当たりにこだわるのであれば、一つは常に正しいタイミングで打つことが大事です。
あとこれは私の個人的な感覚ですが、ボールの「芯を打ち抜く」イメージで打てば、潰しそこねてふかしてしまうというミスは少なくなるかもしれません。
KEITA:
ただ、すべてのボールをフルスイングで入れることはできません。
トップ選手もほとんどは6割~7割の力でスイングしています。
大事なのはそうやってスイングに強弱をつけてボールをコントロールする感覚を養うことです。
アングルショットやロブも実はその感覚さえ掴めればちゃんと打てるんですね。
KEITA:
この感覚を養うには、特に意識の低い長短を打ち分ける練習がおすすめです。
ライン際やラインの外、ネット前などいろいろ狙ってみてください。
この時打ち方にこだわるのではなく、あくまでボールに集中するようにしてください。
打点から落下点を結ぶ曲線をイメージするのがコツです(^^)
Sさん:
ありがとうございます!
挑戦してみます!
KEITAさんのテニス上達法を試してみたら驚くほどよくなりました。とくにセルフ2のはすごく感心しました笑
またお願いします(^-^)
KEITA:
お役に立てたのならうれしいです!
あと、もし良ければこのやりとりをメルマガで紹介させてもらってもいいですか?
「こんなやりとりがありましたー」的な感じで(笑)。
もちろんSさんのお名前は出さないので。
Sさん:
全然オッケーです!笑
またお願いします(^-^)
KEITA:
ありがとうございます。
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こんな感じです。
で、最初にこのメッセージが来たときに、
私がまず何を考えたかとい
うと、
「この人の本質的な悩みはなんなのかな?」
ということです。
「スピンをかけたい」
この質問に対して、
普通に「下から上にラケットを振るんですよ」と答えるのは簡単なんですね。
でも、おそらくそれじゃ解決しないですよね(笑)。
なので、Sさんにとってベストな解答をするために、Sさんの感覚的な部分をもっと知りたいと思ったわけです。
まず、Sさんはどこまでわかっているのか?
そこで、まずは逆にSさんに聞き返したんですね。
そうしたらSさんは一般的なスピンのかけ方はちゃんとわかっていた。
その上で、しかしスピンがかからずアウトしてしまう時があると。
で、この2通目のメッセージにはもう一つ情報があって、それが「潰しそこねて」という表現ですね。
ここに私は「おっ」って思いました(笑)。
「彼はボールを潰すことでスピンをかける、いわゆるハードヒッターを目指しているのかな?」
これだと一般的なスピンのかけ方を教えたところで意味がないかも。
そこで私はそれを確認するためにスピンロブやアングルなど、いわゆる「擦るスピン」はちゃんと打てるかどうか聞きました。
これがちゃんと打てるのなら、私は「ボールを潰す方法」だけを彼に教えればいいことになります。
しかし、彼はそれに対して擦るスピンは苦手だと答えました。
ここで、私はまた「おっ」ってなりました(笑)。
もしかして、Sさんはハードヒットにこだわっているのではなく、ただアウトしないようにしたいだけなのではないか?
ただその飛びを抑える手段としてスピンをかけようとしているのではないか?
もしそうだとすると、これって昔の私の感覚にすごい近いのです。
スピンをかけないとボールはコートに入らないという「とらわれ」ですね。
さらに私はフォームにもとらわれていたので、スイングの強弱の調整が苦手。
正直、もしSさんもこの状態なら危険だなって思いました(笑)。
そこで、私は遅いボール打てますか?って聞いたんです。
Sさんに「スピンをかける」以外の選択肢があるか確認したかったのですね。
すると、次の返事でやっぱりハードヒットにこだわっているということがわかったので、とりあえずボールを潰すためのアドバイスを送りました。
あと、一応「なるほど」とあったので遅いボールも打てるのかなーって・・・
そうしたらここでSさんから返事が一度来なくなってしまったんですね。
(もう夜も遅かったので寝てしまったんだと思いますが。笑)
で、私は結局、
Sさんが「つなぐ」という言葉を一切知らない、どんなときでもフルスイングを貫く、
男気マックスで超ロックな高校生だとしたらこれだけでいいのかなと思いつつ、
実際はさすがにそこまではロックじゃねーだろ(笑)と思って、
最後の2つのメッセージも送っておいたということでした(笑)。
このように私は本人が望むこと「だけ」を与えていればいいというわけではないと思うんですよね。
いくらスピンが打ちたいと言っても、本質的な悩みを聞けば、違う選択肢を提示できるかもしれないじゃないですか。
でも・・・ご覧の通りそこまでするとかなり疲れます(笑)。
ですので、身体は一つなので最悪返信できないことがあるかもしれません。
その時はごめんなさい!
もちろん、メッセージを何らかの媒体からもらえば必ず一度は目を通しています。
ただ一つ言いたいのは私は「アメーバ」なんです。
皆さんのどんな悩みにも柔軟に対応する態勢はできています。
今回のようにですね。
ですので、どうぞ一人で悩みを抱えるのではなく、遠慮なく質問してくださいね(^^)
誰かに話すだけで解決の糸口が見つかるかもしれませんから!
では、今日はこれで。
ありがとうございました。
KEITA