こんにちは、KEITAです。
昨日は「テニスのあらゆる技術をマスターするための本質」というテーマで書きましたが、いかがでしたでしょうか?
「うーん、まあ言いたいことはわかるけど・・・」
という感じでしょうか?(笑)
それでは、今日はもう少しあなたの上達を手助けする「ヒント」をお伝えしようと思います。
今日は「スイングスピード」に関してお話しましょう。
「スイングスピードを上げよう!」と聞くと、多くの人は「速いボールが打てるようにだな」と考えると思うのですが、実はそれだけじゃないんです。
実際「スイングスピード」というのは「ボールコントロールを安定させる」上でも非常に大事な要素なんです。
昨日私はボールを安定させるためには、
「インパクト前後でのスイングのブレをなくせばいい」と言いましたが、
あなたはこれを聞いてどのようなイメージを持ちましたか?
もしかすると
「スイングがブレないようなする=丁寧に振る」
ことだと思われた方もいるかもしれません。
確かにそうやって丁寧にラケット面をボールに合わせるようにしてスイングすることが、有効な場合もあります。
たとえば相手の速いボールを至近距離でボレーする時なんかはそうですね。
しかし、実は通常のストロークでは、むしろ一定のスイングスピードがあった方が、インパクト前後のスイング軌道はブレないのです。
その結果、昨日の理論どおり、ボールコントロールは安定します。
しかし、中には「スイングを安定させる」と聞くと、ゆっくりスイングしてしまう人もいるでしょう。
また、インパクトに集中するあまり、インパクトの瞬間にスイングを止めてしまう、いわゆる振るのではなく、「当てるだけ」のスイングをしてしまう人もいるでしょう。
まさに、昔の私はそんな打ち方でした(笑)。
もちろん、これが目的なよっては完全に悪い打ち方とは言いません。
ただ、そういうフォームで固定してしまうと、強いボールが打てないというのは2日前のブログで書きました。
ただ、「スイングを安定させる」という一言に関しても、やっぱり人それぞれ解釈が違ってしまうということですね。
この点が人に教えるに当たり、最も難しいところだという話も前にしましたね(笑)。
で、今日もそういう誤解を解くための話なんですが、つまり、「実はインパクトそのものを意識しないで振った方がインパクトは安定するよ!」ということが言いたいのです。
なぜかというと、ラケットをしっかりスイングすることで、ラケットがインパクト時に十分「加速」しているからです。
詳しく説明すると、ラケットをインパクトで止めてしまうとラケットをブレないように支えるのは単純に「腕力のま」になってしまいますが、
ラケットに「スイングスピード(速さ)」が加わることで、ラケットを支える「パワー」が腕力だけの場合よりも各段に向上するから、
結果インパクトの瞬間もスイングがブレなくなるのです。
「パワー=力×速さ」なので。
わかりますか?(笑)
まあとにかく、インパクトを安定させようと思ったら、ある程度スイングスピードが必要だから、本当に「当てるだけ」ではダメだよってことです(笑)。
これはストロークだけでなく、ボレーも含め、すべてのショットに当てはまります。
そして、さっきから「スイングスピード」を出せ出せ言ってますが、スイングスピードを出すためにはインパクトは意識しない方がいいんです。
インパクトの時に「面の向きは地面と垂直にして・・・」とか「ちゃんと面の真ん中に当てて・・・」とか意識してると、間違いなくスイングスピードは遅くなってしまいます。
で、スイングスピードが遅くなるとインパクト時の面の安定性も低くなってしまう。
結果コントロールがおぼつかなくなるということです。
はい!
ではここで今日の要点をまとめます!
つまり、今日言いたかったのは、
「スイングスピードを出した方が強いボールが打てるのはもちろん、結果的にインパクト時のラケット面も安定するから、コントロールも良くなるんだよ」
ってこと。
あと、その肝心なスイングスピードを出すにはインパクトについてごちゃごちゃ考えない方がいいんだよってことです。
よく「ラケットがいつも振り切れないんですよね・・・」と言って悩んでいる方がいますが、おそらくこういう方はそもそもインパクト前のスイングスピードが遅いという場合がほとんどでです。
で、なんで遅いかと言うと、インパクトを意識しすぎてインパクト前にラケットの加速を自分で止めてしまうから・・・。
でも、本当はそんなことするからスイング軌道がブレるんです。
モロそういう打ち方をしていた私が言うのだから、間違いありません(笑)。
だから、こういう方は一度もうホームラン狙ってかっ飛ばしてみてください(笑)。
そうして打った方が結果的にスイングスピードが上がって、ボールは安定しますよ!
KEITA