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今回は久々にcovid-19で、9月現在のワクチンについてのお話
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2020年9月現在の、ワクチンの見通し
現在、covid-19は一時期に比べると大幅に落ち着いており、重症者数でも確実に減ってきています。
治療の仕方、お薬の使い方もある程度決まり、収束の兆しが見えて来ていますが、軽症者数は少ないわけではなく、依然として新しい生活様式、感染症対策はこれからも必要になります。
今回はcovid-19のワクチンについて、現在の情報をひとまとめにして、お伝えしていきたいと思います。
ロシアで世界初の「承認」がされる
まず大きなニュースが、ロシアで世界で初めて、covid-19のワクチンが「承認」されたという事です。ロシア政府が正式に、covid-19のワクチンとして認可したのです。
18歳から60歳の方、38人に接種して、3週間後にもう一度接種、そして6週間様子を見たところ、38人全員に、3週間以内に抗体が確認され、さらに大きな目立った副作用も出なかった、という事です。
小さい、頭痛や関節痛と言った副作用はあったようですが、これはインフルエンザなどのワクチンでも見られる範囲のもので、特に問題ないだろう、ということで認可されました。
これが一番凄いのは、わずか「38人」の、9週間程度の実験で政府が承認したことです。
以前少し触れましたが、通常の臨床試験というものは、第一層、二層、三層と、3段階を経て、そのデータを充分に踏まえて承認されますが、今回の実験だけでは、第一層、二層の段階で、三層の部分をせずに承認したことになります。
ロシア政府はこのワクチンを承認をしつつ、第三層の試験をするという方針で、これから4万人を対象に試験をする予定になっています。
ワクチン、お薬において無視できない「安全性」は、これから確認するというのは、ロシアならではだと思います。
他国の状況
その他の国の状況は、以前の大きなニュースとしてお伝えしたイギリスのアストラゼネカ社のワクチンで、日本も含めて最後の第三層試験の最中にありましたが、神経障害という重大な副作用が確認されたため、現在は試験を中断して再度研究しています。
これはあくまでも中断で、このワクチンが完全にダメになったということではありません。
新しいワクチン、お薬の開発において、一番範囲が広がる第三層試験で重大な副作用が見つかることは珍しくなく、この副作用について研究が開始されます。
どういうもので、何が原因か、どういう方で起こるのかなどを検証して、クリアできれば再度臨床試験を再開します。
実際、この副作用が発見されたアストラゼネカ社のワクチンも、来週には臨床試験が再開されることが決まっています。
全世界で、どこが最初に有効なワクチンを作るかのレースにもなりかけてる今、こうした副作用の事実をきちんと公開して、一旦中断して検証をするという正しい流れに沿って行われているのは、安心できてとても良いことだと思います。
その他では、アメリカのファイザー社とモデルナ社の2社、ドイツではビヨンテック社、中国ではカンシノ社、シノバック社、シノファーム社の3社がワクチンを開発しており、いずれも第三層試験の最中です。
日本ではアンジェス社が第二層の試験中で、ついに国内でも第三層の試験が始まるところにあります。
国内のワクチンの状況
さて、これを踏まえて、実際にいつワクチンが供給されるのか、どうなるのかですが、まず政府の方針としては来年前半までに、全国民分のワクチンの確保を目指している、と報道されています。
これはすでに4社の製薬会社と契約しており、回数で言うと5.3億回のワクチンを確保しているということになっています。
これは全国民分と言っても、かなり多い数字ですが、実は1回打てば抗体が出来る、ということはまだわからないのです。
一人1回打って、しばらく予防が出来るのであれば1回ですが、しばらく時間を空けて2回打つ、3回打つ、ということはまだ分かっていません。
さらに、4社合計で5.3億回分で、万が一どこかの会社で重大な副作用が発覚して、1社がワクチン開発から完全に撤退して、使えなくなるという事態になる可能性もあります。
その時に、残りの3社分での契約で確保できるように、あえて多めに確保することを目指しているのです。
いつ、ワクチンが行きわたる?
最後に、実のところ、いつになったら一般の国民に、ワクチンが打てるのかですが、これは現段階でも分からず、しばらくは見通しが立ちません。
現在でもほとんどのところで臨床試験中というのもありますが、日本においての承認は通常、臨床試験が終わってからさらに半年か1年ほど必要になります。
今回は急を要することですので、それを短縮する可能性はあり得ますが、新しいワクチンということもあり、また慣例的にこうしたことには凄く慎重になるので、おそらく同じ程度はかかるのかなと思います。
例えば、他の国で承認されて使用されているお薬でも、国内で日本人を対象に、もう一度臨床試験をしないと承認されないようになっているため、現在から考えても相当の時間がかかると思います。
最後に日本製のワクチンですが、先述したように現在は第二層で他国のと比べると一歩後退しているので、承認されるのは早くても来年の半ば頃あたりになるかと思います。
来年前半頃、アストラゼネカ社など海外製のワクチンで、その後、国内の製薬会社のワクチンに切り替わる形になると推測できます。
言響インストラクター×薬の引き算をする薬剤師
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引用元:covid-19ワクチンの状況はどうなってるの?#447
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今回は先日うちの薬局の事務さんが診断された、椎間板ヘルニアのお話
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おしりの痛みが「椎間板ヘルニア」かも
先日、うちの事務さんが、「お尻から太ももにかけて、つった感じで痛い」と言って、痛み止めを使って、仕事を休みました。
しばらく様子を見てたところ、痛みがどんどん悪化して行き、どこかおかしいと思って整形外科のお医者さんに相談に行ったら「椎間板ヘルニア」という診断がされました。
当の本人は「腰ではなくお尻が痛いのに」と言って納得しないようでした。
今回は、腰が痛むとは限らない、厄介で怖い椎間板ヘルニアについて、ご紹介していきます。
「椎間板」と「ヘルニア」
椎間板ヘルニアは割と知名度がある病と思いますが、これを具体的に説明すると、椎間板は背骨にあるもののことで、ヘルニアは「本来あるべき場所から脱出している状態のこと」を指す言葉です。
ですので、椎間板以外でも、例えばおへそが飛び出るようになる、でべそは正式には「へそヘルニア」、腸の一部が肛門から外に出る状態、脱腸の状態を「鼠径部ヘルニア」と言います。
そして椎間板ヘルニアは、背骨一つ一つをつなぐ継ぎ目にあり、クッションのように働く椎間板の中身となる「髄核(ずいかく)」が椎間板を突き破り、外に飛び出ている状態が、椎間板ヘルニアとなります。
椎間板を突き破った髄核が、背骨の神経を直接圧迫して、激しい痛みやしびれとなって現れます。
ちなみに、俗にいうぎっくり腰は、9割ほどは突然起こるもので原因がわからないですが、1割ほどは椎間板ヘルニアによって起きている、と言われています。
症状は痛みやしびれ以外にも便やおしっこが出せなくなるとか、ひどい場合だと完全に動かせなくなるということもあります。
さらにこの椎間板は、10歳過ぎごろから老化が始まることが分かっていますので、20代から40代の男性、力仕事やスポーツで激しく体を動かす方に多く見られる病でもあります。
間接的に喫煙やストレスからも、発症することがあるので、特に男性の方は注意が必要です。
ヘルニアによって「坐骨神経」を圧迫する
そして今回のお話のきっかけとなる、事務さんが訴えた「お尻の痛み」ですが、これはヘルニアが「坐骨神経(ざこつしんけい)」を圧迫したため、お尻に痛みが起きていると考えられます。
坐骨神経痛も最近知られてきた痛みですが、実は椎間板ヘルニアで一番多い痛みの場所で、腰というわけではないのが一つの特徴です。
ヘルニアの治療
ヘルニアの治療で有名なのが「ヘルニアの手術」だと思います。
手術も可能ですが、必ずしも手術しなければならない、ということはありません。
飛び出した髄核は、体の免疫細胞が少しずつ食べて行き、小さくしてくれるので、自然に治ります。
つまり免疫によって徐々に治していき、結果的に神経を圧迫しなくなれば、症状は充分引いていきますが、これは当然ながら時間がかかり、およそ3か月ほどは必要になります。
徐々に良くなるにしても、何らかの痛みと3か月間戦い続けるのはつらいので、そこで痛み止めを使います。
髄核と背骨で炎症が起きていることもありますが、神経を圧迫していることが多いので、使うのは神経の痛みを取るタイプのものになります。
場合によっては神経ブロックという、痛い場所の神経を麻痺させるような、麻酔のような注射を使うこともあります。
お薬や注射を組み合わせて、上手くいけば自分の免疫で治せますが、痛みが全然取れないとか、排せつに影響があるというような、急を要する場合には手術という選択肢も入ってきます。
さらに、3か月治療を続けても痛みが取れないというケースでは、椎間板ヘルニアだけが痛みの原因ではないことがありますので、その場合も手術で直接治していく必要があります。
ヘルニアの「再発する」という特徴
ヘルニアについて頻繁に言われるのが「ヘルニアが再発する」ということです。
ヘルニアは慢性的に、髄核が出やすい形になる可能性が充分あるもので、再発することも珍しくありません。
ですので、予防するのはなかなか難しいというのが現状です。
一番意識するべきことは、腰への負担を減らすことです。
そして、一番良くない動きが「中腰」です。
重たいものを持ちあげるときは必ず、しっかりと腰を落として、足をきちんと使って持ち上げてください。
もし、腰を曲げて持つと簡単に再発します。
そしてもう一つ、それとは逆に背伸びして高いところにあるものを取る時、腕を伸ばして腰を少し反り返らせてとることがあると思いますが、これも非常に負担がかかります。
その場合は面倒くさがらずにきちんと台を使うとか、高いところにものを置かないようにするなどで、不必要な負担をかけないようにしてください。
もし万が一、仕事柄重たいものを持ち上げるとか、中腰になることが多いという場合には、コルセットを普段から使って、腰への負担を軽減することをしてください。
一度ヘルニアが治ったとしても、普段から少しかばうことで、再発予防に大いにつながります。
ただし、腰は保護してるばかりだと、逆に悪い影響が出る部分ですので、少し運動をして刺激を与えることがとても大切です。
ウォーキングやお風呂上がりの軽いストレッチで、腰回りの筋肉を普段からほぐしておくことで、腰へかかる負担をより軽減できます。
痛い時は無理して動かさない
最後に、ヘルニアに関わらず、もし腰が痛い時は無理して動かさないようにしてください。
痛みがある時は安静にして、痛みが無くなったら無理ない範囲で運動、ストレッチをして、いい刺激を与えていくとより良いです。
ちなみに、ダイエットでもヘルニア予防になり、おなかや腰回りに余分な脂肪があると腰への負担が増えてしまい、逆におなかや腰回りに筋肉がつけばその分、腰を保護することができます。
なので例えば、腹筋や背筋を鍛えるというのは結果的にヘルニア予防につながります。
軽い運動が、ヘルニアの予防になるので、是非とも意識して、やってみてください。
言響インストラクター×薬の引き算をする薬剤師
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引用元:急激なお尻の痛み!それって椎間板ヘルニアかも?#446
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今回は秋にも気を付けて行きたい疲れ、秋バテのお話
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「秋」特有の疲れ
夏バテは非常に有名で、voicyでも何度かご紹介していますが、今回はその後、秋に来る疲れの、秋バテのお話です。
231回で詳しく触れていますが、簡単に言うと夏の暑さによって水分や体力を消耗するとか、室温と外気温の差で自律神経が乱れやすくなる、ということですが、こうしたことがまた季節が変わった時に、起こり得るのです。
時期としては9月に入って落ち着いた、後半ごろに、夏バテのように体のだるさや疲れ、朝の眠気が強いとか、食欲のなさ、胸焼けのような症状、さらに頭痛や立ちくらみなど、様々な症状があります。
暑くなく、少し涼しくなってくるこれからの「秋バテ」に注意してみてください。
秋バテの原因は夏特有の過ごし方に
もし、夏が終わったのに、変な疲れがある場合は、夏の生活習慣に原因がある可能性があります。
夏バテの回でも触れましたが、クーラーの効いた部屋で冷たいものをたくさん摂っていたなど、体を常に強く冷やしていたりすると、血液の流れが悪くなります。
また、外気温との差が大きくなるため、自律神経に大きな影響が出ます。
これが結果的に様々な症状となって現れる、というのが夏バテですが、これを秋まで引きずるというのが、秋バテです。
秋は秋で朝晩の気温差があり、さらに台風も9月や10月は多く、秋雨前線があって気圧の変動も非常に多い季節になります。
その季節の直前に、自律神経に影響が出やすい夏を過ごしていることになるため、症状が出やすいのです。
ちなみに、voicyでは421回で自律神経について、365回で体の冷えについてまとめておりますので、参考にしてみてください。
秋バテ予防は体を冷やしすぎない・自律神経を整えること
予防としては、夏バテと似ていますが、体を冷やしすぎないで温めることと、自律神経を整えることにあります。
まず体を冷やしすぎないことですが、これは具体的には外気温との差を少なくするのがポイントで、数字で言うとプラスマイナス5度以上、外の気温と室内の温度に差があると、自律神経に影響が出やすいとされています。
これは例えば夏場で、外が40度近い時には室温を30度以上にした方が良いということではありません。
あくまでも今の時期、夏から秋へ季節が変わるこの時に、徐々に外気温との差を減らしていくことで、自律神経に負荷をかけないようにする、ということです。
また、これは夏にも言えることですが必要以上に冷たいものを食べて、内臓を冷やさないとか、シャワーで済まさずにきちんと湯船に入って体を温めることも大切です。
体、内臓が1日1回しっかりと温まると、血液の循環が良くなり、自律神経に良い刺激となり、整っていきます。
そしてもちろん、睡眠も重要になりますので、涼しくなって寝やすい今こそ、しっかりと睡眠をとるようにしてください。
食べ物は秋が旬の野菜がおすすめ
食事については、さつまいもやニンジンのような野菜は体を温める力がありますので、とてもおすすめです。
そして、夏バテの回でもお伝えしましたが、疲労回復のビタミンB1が豊富な豚肉は、秋でも当然ながら大活躍するお肉です。
ニンジンと豚肉の野菜炒めとかでも充分効果的ですので、是非意識してとってみてください。
言響インストラクター×薬の引き算をする薬剤師
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引用元:油断大敵!夏バテだけじゃなく秋バテにもご用心!#445
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今回はついに行政指導が入った、空間除菌、次亜塩素酸水に関するお話
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空間除菌・次亜塩素酸水のおさらい
以前から度々、covid-19に関連して空間除菌や次亜塩素酸水について触れてきましたが、先日ついに行政指導という形で、各メーカーに通達が行きました。
今回は様々あって分かりにくい、空間除菌や次亜塩素酸水というものについて、詳しくおさらいしていきたいと思います。
空間除菌でcovid-19を殺菌することはほぼ不可能
まず初めに、今回行政指導が入ったのが「携帯型空間除菌用品」というものです。
社員証などのように、首から下げるネームホルダーのようなものに、薬剤を発生させる装置をぶら下げて、それによって付けている方の周りにあるウイルスを殺菌する、というものです。
これは基本的には効果はありません。
除菌されるかのようにうたわれていますが、結論としては効果は無いことが明記されています。
なぜこうなるかというと、この例では「二酸化塩素」というものを使用しています。二酸化塩素を少しずつ分解して塩素を出して、その塩素でウイルスを殺していくという流れです。
このことが可能な条件で、実際に確認されたデータは、非常に密閉された、狭い空間でのことです。
その中で、非常に濃い、とても日常で歯作り出せないほどの濃度の塩素を、その装置によって充満させてのデータなのです。
万が一、そんな空間が出来たとしても、人間にも確実に何らかの影響が起きます。
こうした製品は今年5月に5社ほど、行政指導が入っていましたが、1社だけ続けていたところがあり、今回ようやく、その会社へ指導が入り、再発防止命令が出たということになります。
クレベリンという製品
空間除菌といえば、voicyでも度々名前だけ登場していた、クレベリンという製品があります。
これも出始めのころ、これと同じような仕組みで、空間除菌効果があるように宣伝されていましたが、2014年に今回のように消費者庁から再発防止命令が出ました。
現在ではホームページ上に除菌できた条件、実験データが明記され、必ずしも空間が除菌できる、という風には書いていないのでセーフ、とみなされ現在も販売を続けています。
次亜塩素酸水を加湿器に入れて空間除菌をする
次に、次亜塩素酸水を加湿器に入れて、その空間を除菌するという方法をとっているお店が実際ありますが、これも前項のような理由で、全く意味が無いこといえます。
そもそも次亜塩素酸水は、食品添加物の一つで、食品そのものの消毒に使われている、というものになります。
食品工場や、大人数の料理を作る調理場などで実際に使われることがあり、体内に入ってもある程度は安全と思われがちですが、実は体内に入ることは想定されていません。
調理や食品に携わっていて、扱ったことのある方ならご存知かもしれませんが、次亜塩素酸水を扱って消毒した場合、その後必ず水で洗い流して、完全に取り除くように定められています。
これは言うまでも無く、人体にある程度影響があるためです。
また、次亜塩素酸水はアルコールのように濃度が非常に重要で、分解されやすいため、すぐに薄まり効果が無くなるものです。
もし万が一、作られてからしばらく経過した次亜塩素酸水を購入したとしたとしたら、何の意味も無い液体を購入した、ということになりかねません。
「薬で空間除菌する」という概念を捨てる
最初の二酸化塩素の空間除菌、次亜塩素酸水の加湿器による噴霧、どちらも同じようなタイプで空間除菌にまつわることでしたが、これらは単純に言ってしまえば、消毒剤を空気中にまいて除菌・消毒が出来るか、という話になります。
この考えは正直に言えば、とても安易、安直すぎる考えだと思います。
covid-19にはアルコールが有効で、手指にアルコールをすり込ませて消毒できますが、このことを考えたとき、アルコールを空中に散布してその空間を除菌する、という事になるでしょうか。アルコール以外の様々な抗菌薬、除菌薬でも同じです。
空気中にまくことで、確実にその空間のウイルスが除菌できる、というお薬はありません。
考え方を変えれば、換気するだけでその空間の菌は流れていきますので、換気をすることが一番の空間除菌になります。
以前お伝えしたように、対角線の窓、もしくはドア、キッチンやお風呂の換気扇、玄関でも良いので、空気の通り道を作って、空気が滞留しないようにすることが、その空間をきれいにするために一番重要なことになります。
そして、触れるところをきちんと拭いて消毒をする、食べる前には手指をしっかりと洗う、と言ったことを一番にして、対策していきましょう。
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引用元:空間除菌や次亜塩素酸水はcovid-19に無効!?#444
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今回は前回に続いて、意外と知られていない、更年期障害のお話
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男性と更年期障害
前回は更年期障害の基本的なことについてが主でしたが、今回は前回の最初に触れた「男性の」更年期障害についてです。
男性にも更年期障害がある、ということは10数年ほど前から言われてきていることで、年齢的には主に30代の後半から50代前半ほどの方に、起こる可能性がある、とされていますが。60代以上の方でも発症例があります。
女性と違い、いつ起こるか分かりにくく、また一度症状が出ると長引く傾向にある、ということも分かっています。
男性の方であれば是非、知っておいてください。
男性ホルモンは減っていく一方
女性ホルモンの場合は、バランスの問題があり、急激に増えたり減ったりという風に現れ、無くなっていきますが、男性の場合はそうではなく、ゆっくりと、徐々に減っていく、という特徴があります。
このせいで、女性ほど症状が分かりやすく出ることが無く、実感するのが非常に難しくなっているのです。
例えば、よく言う「年のせいかも・・?」と思うことがあれば、それはもしかしたら男性の更年期障害の可能性がある、ということになります。
ただし、一つポイントになるのが急激な環境変化や、重いストレスがかかると、男性ホルモンが急激に落ちるためその時に更年期障害の症状がはっきりと出ることがありますので、注意しておいてください。
男性ホルモンが持つ働き
男性ホルモンの持つ働きは、まずは女性ホルモンと似た働きで、男性らしい体、筋肉や骨、体格を作るのに使われたり、精子を作る機能ももちろん持っています。
他には、認知機能を高めるとか、免疫力を高めるという働きも、男性ホルモンは持っています。
男性の更年期障害において一番症状が出やすいのが、性欲、生殖機能の減退です。そういったものへの興味が以前よりも明らかに落ちるというのは、大きな症状となります。
前述に関連しては、集中力や判断力など認知機能が徐々に落ちてきた、単純にパフォーマンスが以前と比べて落ちてきた場合は発症している可能性が高いです。
また、女性の症例と似ていますが、怒りっぽくイライラしやすくなるとか、逆に気分が落ち込みやすくなった、眠りにつくのが遅くなったというような、精神的な症状から、のぼせ、ほてり、手足の冷え性という症状も、男性でも充分起こり得ます。
生活習慣の改善が治療につながる
こうした症状は、単に年だからというので済まさずに、治療することが出来ます。
まず一番最初に、自分でできることが「生活習慣の改善」です。
これは特に睡眠においてのことで、睡眠の時に男性ホルモンが分泌されることが分かっているためです。
寝ているときに成長ホルモンが出るのは有名ですが、実は男性ホルモンも出るため、睡眠が非常に重要になります。
その次に食事ですが、お肉やお魚類のたんぱく質とともに、ニンニク、ニラ、玉ねぎ、といった野菜を「一緒に」食べるようにします。
いわゆるスタミナ料理のようなものですが、これらを同時に合わせて食べることで、男性ホルモンが出やすくなることも確かです。
そしてやはり運動も大切ですが、実は筋肉量が増えると、男性ホルモンの分泌量が増えることに繋がりますので、無理ない程度に、筋肉をつけるような運動もしてみてください。
治療の種類
とはいえ、いきなりストレスを無くしたり、すっきり眠れるようにするのは難しいと思います。
その時は、漢方薬や抗うつ剤を使ったり、女性ホルモンの場合のようにホルモン補充療法もできます。
漢方の場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、八味地黄丸(はちみじおうがん)というものを症状に合わせて使ったり、精神的な重さ、重い不眠の場合は、お医者さんの指示のもとで、抗うつ剤で治療することもあります。
そして、男性ホルモンの場合の、ホルモン補充療法ですが、筋肉注射でおよそ2週間から4週間に1回程度のペースで注射をして、男性ホルモンを外から入れていきます。
ただし、この治療をする前、平常時にはどれほどの男性ホルモンが出ていて、そこからどれほど落ちたのかを調べることをします。
そして、この治療は前立腺がん、前立腺肥大といった病にすでにかかっている人は使えないため、治療前にそれらが発症しているかを調べる時間も必要になります。
まずは生活習慣の改善を
先述のような、男性の更年期障害の治療は泌尿器科のお医者さんに相談に行ってください。
男性だとどうしても、少し恥ずかしいとか、相談するのが気が引ける、という方が多いと思います。
なので出来れば、前項のような生活習慣の改善を一番初めにやってみてください。
サプリメントは、そこで補助的に使うようにするのがおすすめです。
例えば有名な、亜鉛のサプリメントが勢力の減退に良い、というのは、亜鉛そのものに男性ホルモンを作る働きがあるためです。
亜鉛以外だと、トンカットアリ、クラチャイダムなどがあります。
サプリメントですので、以前お伝えしたようにおよそ1か月ぐらい使ってみて、効果が無かったら辞めて、少し良くなってきたと感じたら、続ける、とするのがおすすめです。
男性ホルモンの市販の塗り薬も
ちなみに、前回も、ほんの少し塗り薬について触れましたが、実は男性ホルモンにおいても塗り薬があります。
グローミンというお薬があり、市販されているお薬になりますが、第一類医薬品という、薬剤師からしか買えないタイプですので、直接薬局に行くか、薬剤師がいるドラッグストアに行って買う必要があります。
男性ホルモンの塗り薬がなぜ第一類かというと、先ほど触れたように、前立腺がんや前立腺肥大のリスクがあれば使えないためです。
市販されているとはいえ、使うのが難しく、扱っていない薬局も多いので、まずは薬局に問い合わせてみるのが確実かと思います。
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引用元:意外に知らない男性の更年期障害#443




