昨日マニラに約70冊くらいの子供向けの本を持って来ました。


今朝、マカティのホテルからたくさんの本を持ってタクシーに乗り、

図書館を始めるトンドへ向かいました。


トンドはメトロマニラにある有名な貧困地帯です。


途中牧師さんとおち合い、スモーキーマウンテン跡地のアパートの1室へ、


タクシー運転手が私がこんな場所へ来ることを心配していると言っている


と牧師さんが私に話しました。


タクシー運転手でもこのエリアには治安が悪い為来たがらず、


いく場合は料金2倍要求するそうです。


しかも、マカティを歩いていたらフィリピン人によく間違われる私ですが


さすがにここに来るとめちゃくちゃ目立ちます。


思いっきりまわりと違う格好をしている自分に気付かないわけにはいきません。


次回はせめて革靴をサンダルに替えようと思いました。


図書館開設のユニットに行きましたが、驚いたことに内装の工事が


ぜんぜん進んでませんでした。


フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-unit

これでは、Openできません。

これから急いで、12月16日頃Openの予定とのことです。

フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-2ndfloor

メゾネットの2階。結構使えそうです。


フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-floor2

フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-floor

図書館をOpenするアパートのフロア。皆楽しみにしてくれているそうです。



フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-kodomo

同じフロアに住む子供。Openしたらたくさん本読んでください。




フィリピン マニラで子供の為の無料図書館-banana

外では朝から道路でバナナを売る子供。フィリピンで車に乗っているとこのような子供を頻繁に見かけます。


道路で物売りをする子供は交通事故の危険がある為、子供からものを買うべきでないと地元の人から言われました。何も出来ないことは悲しいですが私も買うべきではないと思います。




フィリピン マニラの子供の為の図書館開設の為に、協力してくれる牧師さんと図書館開設の為の準備をしています。


ただ、私はフィリピンには1,2ヶ月に1回くらいしかいけないので運営は協力者の牧師Lさんに任せることになります。


牧師のLさんは、子供の頃は現在彼が世話をしている多くのストリートチルドレンと同じ境遇でした。

そして、牧師になった今、現在、マニラの貧困地域に住むストリートチルドレンや、生活するに充分な環境にない子供達の援助を続けています。


feed


町をまわり、充分に食べられない子供達へ食料や薬の援助をします。



bible

町をまわって、子供や大人へ聖書を読んだり、いろんな話をします。


school

日本の個人団体の支援による学校を6年前にOpen。資金の支援を得ながらその学校の運営も行っています。


約3年間この活動への少しながらの献金をしながら、献金だけでなく、私なりに支援がしたいと思ったことが、

子供の為の無料図書館の開設です。


フィリピンは、義務教育の教育費用は無料ですが、教科書や昼食代がないなどで学校で勉強できない子供達がたくさんいます。

また、小学校に行くことができても小学校の図書館は殆どが運営できていないと聞きます。

学校側にも、運営費用がないなどの理由があるようです。

また、子供の為の絵本がかなり高価で、多くの家庭が子供の為に本を買うことができません。


そこで、本を読みたい子供達がいつでもこの図書館にくれば本を読めるようにしたいと思い図書館を作ることを考えました。


牧師のLさんは、この図書館に数名のボランティアの先生に協力を求め、図書館で本を読むだけでなく、勉強したい子の為の勉強の時間割や、読書をしている子が知りたいことをいつでも教えられるような運営計画を作ってくれました。


あとは、私は最初スタートに必要な本を用意して持っていくだけです。


先日、本屋を見つけ、10冊ほど動物の本を買いました。


book

本を買った後、息子の勉強部屋をふと見てみると、恐竜や宇宙の本ばかりありました。

しまった! そのほうが子供は好きそうだなっと思いましたが、どちらにしても動物の本が10冊くらい必要でしょう。恐竜と宇宙の本はまた買いに行きます。



12月上旬にもマニラ訪問し図書館をスタートする予定です。



フィリピンには5年程前から仕事で年に数回訪問するようになり、その中で今もフィリピンには恵まれない子供達がたくさんいること改めて認識しました。

私も社会人としてそれなりの収入を得るようになり、何か社会貢献をしなければいけないと考えるようになってから、いろいろ断続的に寄付などはしてましたが、やはりもっと実感のある貢献がしたいと思いながら考えたことが、昔たくさんの人たちに親切にしてもらったフィリピンの恵まれない子供達の助けになることがしたいということでした。

そして、3年ほど前から日本のNGO団体の具体的な活動への献金を始め、その献金を通してフィリピンの恵まれない子供達に触れましたが、その中で、私が常に感じていた、子供達への学習の機会を与えるための援助したいという気持ちをもとに、現地の牧師さんの協力を得て、今回、無料図書館を作ることにしました。
その牧師さんは、私の提案を快く受けてくれただけでなく、大変素晴らしい運営計画を作ってくれ、また、運営の為のアパートのユニットも見つけてくれました。

これで、このアパートの賃貸契約をし、テーブル、椅子を買って、本を揃えたら無料図書館がOPENできます。

牧師さんは、自分自身以外にボランティアの先生4人にも協力を促し、子供達が誰でも来たいときに来て、本を読んだり、勉強できる場所として、

Leaning Library Center と名前をつけてくれました。

クリスマス前までにまずは本を100冊くらい準備して、
小規模ですが、Lerning Library CenterをOpenしたいと思ってます。

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ラーニング・ライブラリー・センターの為のアパートの一室。ここを借ります。
小さなユニットですが、メゾネットもあり、階段の上は小さな子供のWriting用の勉強スペースにできそうです。




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真ん中に写っているのが図書館を運営してくれる牧師さん。借りる場所の写真を送ってくれるようお願いしただけなんですが、常に自分が写真に入ってます。