前回に続きますが、一人当たりの給付額をみればわかると思います。施設(特養、老健、療養病床)の金額が突出して高いのがわかると思います。
問題のサ高住は訪問介護を使ってのサービスが主体ですので、比較をすればわかると思います。
1人当たり費用(単価)はサービス種類によって増減の方向が異なる
次に受給者1人当たりの費用額に目を移すと、2017年4月審査分では▼介護予防サービスで3万5100円(前年度比1500円減)▼介護サービス19万1200円(同300円増)―となりました。
サービス種類別に見ると、次のような状況です。
▽訪問介護:7万2900円(前年比800円増)
▽訪問看護:4万9300円(同200円増)(関連記事はこちら)
▽訪問リハ:3万9700円(同500円増)
▽通所介護:9万1100円(同1100円減)(関連記事はこちら)
▽通所リハ:8万4100円(同1200円減)(関連記事はこちら)
▽短期利用以外の特定施設入居者生活介護:21万3000円(同100円減)
▽定期巡回・随時対応型訪問介護看護:15万9800円(同2100円減)
▽短期利用以外の小規模多機能型居宅介護:20万8600円(同600円減)
▽短期利用以外の看護小規模多機能型居宅介護:25万4400円(同4000円減)
▽特養ホーム:27万4700円(同1500円増)
▽老健施設:29万7200円(同100円増)
▽介護療養型医療施設:38万9100円(同900円減)