こんにちは!

アラフォー"元"妊婦nicoです
 
 
ようやく出産記録最終回。
無痛分娩のメリットは享受できたけれど
それ以外のところで壮絶だった、
私の出産でした…。
 
〜これまでの流れ〜
出産レポ①
39w0d 無痛分娩のはずが…!!
 
リアルな記録にしようと思うので
そういうのが苦手な方は
次の記事でお会いしましょう
 
 
 
18時
分娩台に座ると今までどこにいたのか
大人数の看護師さんや先生がやってきました。
そしてお世話になった看護師さんも
勤務時間外なのに付き添ってくれました。
 
 
大所帯のサポート体制で迎えた出産。
 
 
いきみかたを
テンション高めな看護師さんが
教えてくださいます。
 
『斜め上に向かってウンチを出す感じで!』
 
あはは!
何人かの看護師さんが
笑ってこたえます。
 
 
今から思うと確実に
緊張しているわたしを和ますための
やりとりがいくつかありました。
 
ありがたいなぁ〜。
 
 
そんな中、モニターを見ながら
 
『陣痛が始まったら
いきんでくださいね!』
 
『お手伝いしますからね。』
 
いろんな方向から声が聞こえます。
 
そしてどこからか
『はい、じゃあいきんで!』
 
と聞こえたので
さっきの教え通りいきんでみると
なんだかうまくないらしく
 
どこかで誰かから
『息を止めて!』
と声をかけられる
 
 
そして私の上に人が乗り
お腹を押して…
 
ここからは、いきむことで精一杯。
 
息を止めていきむのに
お腹をすごく押されると
息を吐きだしたくなるのですよ
 
 
夫の
『がんばって!』が
この時はすごく気になったなぁ。笑
 
これ以上息を止めるのはがんばれない!
 
 
 
3回くらいいきむと
 
赤ちゃんが出てきたと
教えてもらい

4回目で無事出産!
 
 
 
テレビでよく見るおぎゃー!ではなく
にゃー!みたいな泣き声を
聞いた気がしました。
 
 
取り上げられてすぐ
血まみれの赤ちゃんがベッドへ運ばれ
軽く拭いてもらっています。
 
 
その時一番気になったのは、
女の子だった!!
ということ。
 
妊娠5ヶ月頃から分かってはいましたが
もしかして違うかもと
どこかで思ってたのでしょうか…。
 
 
「女の子だね、女の子だね」
うわ言のようにつぶやきます。
 
 
そのあと待ちに待ったカンガルーケア。
 
 
胸元に赤ちゃんがやってきて
『わーこれが赤ちゃんなんだぁ
    いらっしゃい!』
と、思っていたら
 
なんとなく感じていた気持ち悪さが
だんだん我慢できなくなってきました。
 
 
『吐きたいです・・・』
 
その後何度も吐くと同時に
すごく寒くなってきます。
 
 
 
 
マンガのように歯をガチガチ鳴らして
身体もガクガク震わせて
 
『さ、寒い…』
 
そう訴えるので一生懸命。
 
 
たくさんいた看護師さんたちは
私の血圧を測るように言われるのですが
誰がやってもなかなか測れない様子。
なんだったんだろう、震えすぎてるから?
 
 
 
夫いわく
この間赤ちゃんはベビーベッドへ。
みんなが総出で私の周りで
バタバタしていたようでした。
 
 
みなさん血圧が測れないことに
困っていたようですが
 
私としては
 
『早くこの寒さなんとかして!』
で頭がいっぱい。
 
 
『聞こえますか?大丈夫ですか?』
と看護師さんが話しかけてくれます。
 
 
あー私意識が遠のいてると
思われてるんだなぁとガッカリ。
(本人としては意識しっかりしているつもり)
 
 
寒すぎて答えるのも面倒だったので
頭だけ動かしました。
 

『意識じゃなくて寒気なの!』
 
とまるでだだっ子の気分でしたが
意識の方が大事だと
今はわかります。笑
 
 
それ以降、
寒さをわかってもらえないことに
完全にだだっ子モードに入っていた私
看護師さんや先生の動きを
目で追いながら
頭の中でツッコミいれてました。
 
 
嫁をいびる姑のように
『そんなこといいから早く毛布!』
と頭の中で連呼。
 
 
 
最終的には
丁寧に縫ってくれている先生を見ながら
 
 
もうちゃちゃっとでいいから
早く脚閉じさせて!
脚が開いてるせいで
寒いんだから!
 
 
なんて思う始末。
先生、ホントすみません…。
 
 
『電気毛布を
    用意してますからねー』
 
とどなたかに言われますが
なかなか来ないような気がして
だだっ子モードは続きました。
 
 
 
待望の先生によるチクチクが終わり
やっと『寒い』以外にも
考えられるようになった頃
 
赤ちゃんを抱っこしたくて
胸の上に連れてきてもらいます。
 
 
 
赤ちゃんがすごく温かくて
泣き声に生命力を感じて
感動しそうになった時
 
『う、吐きたい』
 
またもや吐いてしまいます。
 
 
吐き気と戦いながら
これから私は、
赤ちゃんを抱っこするたびに
吐く体質になってたらどうしよう
悩んでいました。
 
(そんなわけあるかい!と
もう一人の私がかなり遠くで
つっこんでいたのもわかりました。笑)
 
 
この時から
なんだか体調が変わってくるのが
わかりました。
 
前回の記事で書きましたが
私は薬のアレルギー持ち
 
 
どこかから
『しびれやかゆみがあるところは
    ありますか?』
と声が聞こえると
 
お、そういえば、と
 
『右脚がしびれてる感じがします』
 
そのあと
かゆいところや熱っぽいところなど
思いつくたびに口にし
その度に周りの人たちが
バタバタしています。
 
 
なんとなくそこで
『あーアレルギー出てしまったんだ』
と気づきました。
 
 
『アレルギーを取る薬を
   入れますからねー』
の後はずいぶん楽になりました。
 
 
そしてまた私のそばにやってきた
赤ちゃん。
 
ようやくちゃんと対面できたのですが
その時に一番気になったのは
赤ちゃんの爪。

『爪!爪!
私の爪と同じ!
あれ、これ私の手?赤ちゃん?
どっち?』
と、
赤ちゃんの手と自分の手が区別つかない状態になる程
錯乱していた私(笑
 
 
体調悪かったのはあるのでしょうが
全般的に出産後は
どうでも良いことに反応していますアセアセ
 
 
 
そのあと赤ちゃんが
私のおっぱいを探し当て
吸い始めたのを見て、
ひと安心。
 
 
周りもなんとなく
落ち着いて来たように感じます。
 
 
その後、両親や弟が入って来て
口々によくがんばったね、と言われ
パジャマに着替えさせてもらい
分娩室を後にしました。
 
 
『いやー久しぶりの外ですよー。』
と伝えたら、
 
『そうですか?2時間ですよ?』
といわれ
今起きていたことは、
意外と短い時間の間のことだったんだと
驚きました。
 
 
 
ーーーーー
 
 
無痛分娩後の2時間、
私に身に起きていたのは
・輸血ギリギリの大量出血
・薬のアレルギー
でした。
 
 
歯がガチガチ鳴るほどの寒さ
 
赤ちゃんを抱いたのに
何回か続く吐き気
 
今でもリアルに思い出されます。
 
 
 
この体験を経て感じるのは
 

妊娠は病気じゃない、はウソだ
ということ。
 
 
正確にいうと病気ではないですが
事故にあったレベルではあります。
 
 
その辺りの意識がもっと広まれば
産みやすい制度づくりに
つながるんだろうなぁと感じるのですよね。
 
 
 
以上が私の壮絶出産記録です
 
無痛分娩とは言え、
痛みは全くなくても
別のところで苦しむ可能性がある、と
知ってもらえればと思い
 
かなりリアルに書きました。
 
どなたかの参考になれば
うれしいです
 
 
 
壮絶な2時間の後の私の顔を
土偶みたいだったと母が教えてくれました。
 
すごいむくんでたってことですね。
ま、出産後4日目も同じなんですけどね
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