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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(人生さび抜き
今日は”リペアって言葉がネガティブになったよね”について書いていきます
とある会話
「リペアしてるのかぁ~」
リペア跡があるから、価値が下がっている革製品
とくにハイブランドを指すネガティブな言葉
少し前は
「リペアしたのぉ~、素敵」
だったのに、リペアって単語がネガティブになっている件
10年前までもなく、ここ最近の5年ぐらいで言葉の意味が変わってしまったようだ
リペアというハードルが上がったわけではなく
粗悪なリペアが目に付くようになってきたのが1つの原因だと思う
SNSの普及も大きいかな
完成写真だけを見れば綺麗に見える
(簡単に加工できるからね
だけど実物を見ると色味が違ったり、艶感が違ったり、革らしさが失われていたりする
もちろん全部が全部ではない
素晴らしいリペアをする人もたくさんいる
ただ、目立つのは極端な粗悪な事例
だからリペアという言葉そのものにネガティブな印象が乗っかってしまう
本来のリペアは価値を下げるものではない
むしろ価値を繋ぐための技術
傷んだから捨てる、古くなったから買い替える、それらも選択肢の1つ
だけど、使い続けるという選択肢を増やすのがリペアの役割
新品に戻すことがリペアではない
その革製品が持つ歴史や風合いを残しながら、これから先も使える状態にすること
リペアの質の差が見える時代になった
その中でリペアという言葉の意味がネガティブ寄りになってしまった
ただ、それはリペアという技術の価値が下がったわけではない
リペアをする人が増え、市場が大きくなったからこそ、良い仕事も悪い仕事も見えるようになっただけ
「リペアしてあるから価値が低い」ではなく
「どんなリペアがされているのか」そういう時代になったのだと思う
これからリペアという言葉がどう評価されるかは、今後携わる方々の取り組み次第
良いリペアが増えれば評価は戻るし、粗悪なリペアが増えればさらに厳しくなる
リペアという言葉の価値は、リペアに携わる方々が作っていくものなのかもしれない
ビジネスなので儲かることが前提なのは理解しています
そこに自分だったら素敵だなと思うリペアのクォリティを加えてください
売り切るだけでは長いビジネスにはなりません
最低限でも自分が納得できるリペアではないと必ず淘汰されます
現にリペアって言葉がネガティブになってきたのは、淘汰される前兆である可能性が高いですからね
塗るだけのリペアには疑問を持たなければ、先は無いかなと思う
リペアという言葉を守るのも壊すのも、結局はリペアに携わる人達なんだと思う
つづく。
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