丘染め | 皮革用塗料の専門家

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(得意なのは液体

 

 

 

 

今日は”丘染め”について書いていきます

 

丘染めって…神格化されてるよね

なんか素敵な仕上げを指す言葉になっているけど

 

なんだろうな…肉や魚を焼く前に塩コショウの下味をしておくぐらいの当たり前の工程なのよね

分かりにくいかな。。。

 

SNSで見掛ける・・・丘染め仕上げ?!

 

アニリン仕上げやセミアニリン仕上げの塩コショウの下味と同じ必須レベルの当たり前田のクラッカーの話。

 

『焼く前に塩コショウしている焼魚定食』というネーミングと同じね( ´艸`)

あのさ、意味ある?まったく響かないよね

 

あ、食べる前に手を洗うとか、トイレの後に手を洗うぐらいアニリン仕上げやセミアニリン仕上げでは当たり前なのが丘染め

 

誰かが誤変換してるんじゃないの?まさかタンナーが丘染め仕上げと言ってるはずない( ー`дー´)キリッ

まあ、犯人を捜すのが本題ではないので大人の対応にするかな

 

丘染めって、日本語ね(当たり前ね

海外では丘染めって言わない(これも当たり前ね

 

海外だとSpray Dyeingって言います

直訳だとスプレー染色ですね、なのでわたしはスプレー染色と言います

個人的に得意な韓国でもスプレー染色(스프레이 염색 すぷれいよんせく

 

わたくしは絶対に…スプレー染色です

丘染めって、昔の人が…古い人が言ってた感じ

 

わたくしは、実務では配合工程表にスプレー染色って書いてます

その方が工程内容として明確だからです

 

 

おか染め

 

未染色又は淡色に染色した素材革(クラスト革)の銀面をスプレー染色や刷毛染めその他により染色する方法。

 

引用元:皮革用語辞典|一般社団法人 日本皮革産業連合会

 

 

 

もちろん辞典としての整理は理解できます

ただ、現場の感覚で言えば、丘染めとはもっとシンプル

 

クラストに対して、最終仕上げイメージへ近づけるために、染料溶液でスプレーで着色する工程

 

それ以上でも、それ以下でもありません

言葉が先行すると、本質を見失います
丘染めは魔法の仕上げではなく、ただの基本工程です

 

アニリンとかセミアニリンの仕上げの場合

黒い下地に黒の染料をスプレーしてから、薄い塗装膜で仕上げる

とっても品のある深い黒の仕上げになります

 

プルアップの仕上げで下地にそのままワックスとオイルだけでは深みが出ない

だから、同じかちょっと濃い色目の染料をスプレーする

そうすると深みとパンチがあるプルアップ仕上げになる

 

丘染めの茶芯ですよとか恥ずかしいから、今日からすぐにやめたほうが良い( ´艸`)

茶芯で重要な着色剤は、染料ではなく、顔料である( ー`дー´)キリッ

 

…ちと待てよ。。。まさか芯が、下地が茶色寄りで革表面が黒っぽかったら、それが茶芯なのか!?

下地と仕上げの色差を茶芯って呼ぶの!?茶芯も意味が迷子になっているね

 

ミラノ風ドリアみたく、文化になっていくのかしら

別に正しいだけが正義じゃないけど、ちょっと本質から逸れてるから気になる

 

丘染め仕上げって、ステーキに塩だけ振って焼いていない定食と変わらないのよね

そんなこと自由に表現させろよって声もあると思うけど、丘染めも茶芯も意味がある言葉

それをタンナーは狙って、その意味を達成する革を作っている

 

それなのに適当に丘染めとか茶芯という言葉が安売りというか、意味を履き違えているとイラっとしちゃうんだよね( ´艸`)

そんなのスルーすればよいじゃんと思うだろうけど、スルーできない…完全に職業病だねというお話

 

 

つづく。

 

 

 

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