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皮革用塗料の専門家Lizedのりうです
(あっちにいこうZE
*ある日の中華
今日は”○○は染まりますか?”について書いていきます
レザークラフターからもブランドリペアからも似たようなニュアンスで定期的に来る質問
クラフターなら牛ヌメは染まるだろうけど、それ以外は染まりますか?という意味です
リペアだといつもと違う珍しい感じなのだけどそういうのも染められるの?という意味かな
根本的にタンナーに対しての塗料の特注品は無いのよね
料理で例えるなら、肉や魚も調味料も、だいたいはお金払えば手に入るでしょ
まさにそんな感じ。
メインディッシュである革の原料は原皮と言われる食肉の派生。
だから屠場(とじょう)とタイアップしてるタンナーもある
大半は原皮商と呼ばれる仲介屋から買うのが多いかな
調味料である塗料は単価と数量が合えば、誰でも買える環境
ちょっとのコネクションは必要だけど、もっと重要なのは単価と数量の掛け算と足し算
○○タンナーに卸してるのは出せませんとか、ほぼ無いのよね
よほど、その1社で食えるなら(とっても儲かるなら別だけど。量産はそんな甘くは無いし。
そして、タンナーがLizedみたいな塗料屋から買って、言われた通りそのまま使うコトは皆無なのよね
塩とか砂糖という調味料扱いだから、混ぜる前提なのです
なぜ混ぜるかって、素材=革に合わせるってコトね
だからね、Liuの師匠は言ってた。
革の仕上げは料理や絵みたいなもんだって( ー`дー´)キリッ
同じ素材で同じ調味料でも同じ味にはならないでしょ
同じ絵の具と筆で描いた絵だって、人それぞれでまったく違うもんね
革の仕上げも同じなのよね
具体的な質問例だと…
クロム革は染まりますか?(ヌメは染まるの知ってるけど
鹿革は染まりますか?(牛革は染まるのは知ってるけど
下地なら簡単に染まる。再塗装リペアは別問題ね
●●の○○は染まりますか?具体的な革の名前を出されても知らんし。
これだけは救いようがないっ・・・革を買ったところに聞いてくれ
目標のゴールも作業環境も違う
でもね、売っている革や革製品を目標にするなら、タンナーのように試行錯誤するしかないのよ
そして選択肢を多く持つのが正解
なんでもイコールで紐付けるのが好きな人がいるけど、そういう人は革の仕上げは向いていない
目標のゴールに向かって、あーしよう・こーしようって考えられない人は意味の無い失敗をする(断言
ヌメとかクロムとかの鞣し方法で対応している塗料は無い
牛とか豚とか鹿とか動物の種類でも同じで対応する塗料は無い
Lized製品は皮革用塗料であって、目標のゴールに向かって混ぜて、工程を組み合わせるのが正解なのよね
○○は染まりますか?という回答は・・・
革ならなんでも染まりますけど、目標のゴールによって試行錯誤し苦労する覚悟はありますか?ってのが本音
タンナーが仕上げした革や革製品を見本にして、簡単にできる方法ってあります?ってリスペクトが欠けている・・・というよりまったく話にならない
簡単に儲ける方法を教えてくださいって聞いてるのと同じじゃないかな
そういうのは他所に行ってくだされ♪
革を染めるのなら、Lized製品を活用すれば、できないことは無いけど。
どこまで手間と時間を掛けれるのか。買えば早いとか、頼んだ方が安上がりってあるかも。
つづく
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