パイナガマに恋をして / 下地島二郎 | anomarley's diary

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転載メインです。


かりゆしウエア羽織って
金と銀の島ぞうり履いて
車輪付きの木板で降る坂
海小屋を曲がったらすぐに見えてくるあの楽園

ようこそ此処南国魅惑島

何故か毎日いるオジイ
物憂げな顔の人魚達

楽器があればすぐに演奏
最高の舞台さ此処南長浜

年齢、性別、国籍、職業、そんな事よりただ人間同士の付き合いがしたいから今日も陽が暮れるまで遊ぼうか
スキットルに詰めた豊見親飲み干したら象牙の砂浜駆け抜け翡翠の海の世界へ

あお向けで見上げる流れる雲
うつ伏せで見下ろす熱帯魚
空を飛んでるような感覚
解放された心と体を取り戻す

四角い画面の人々や印刷された神々は今日も何やら騒がしいけど
僕の魂はとても静かだ

右から左へ陽は沈み
藍と桃の濃淡が空を包み
やがて濃紺で埋め尽くされた頃
黄金の月と白銀の星雲が彩る世界

今日は波の音を聴きながら眠ろうか