いい家って、どんな家ですか?
こう聞かれたとき、すぐに答えられますか?
NPO《いい家塾》創立10周年記念シンポジウムに行ってきました!
人生で最も高価な買い物、家。
買ってから「こんなはずではなかった・・・」と後悔しないために、家造りを勉強する講座を開いているのが《いい家塾》です。
昨年、収納のカリスマ前出英子先生のお宅を拝見する公開講座に、スタッフと共に参加しました。(前出先生のお宅は、木のぬくもりに包まれた、と~っても素敵なお家でした)
さて、今回のシンポジウムは・・・
「いい家とは、どんな家?
住み心地のいい、長寿命で自立循環型住宅とは ~住まいのエネルギーを考える~」
と題して開催されました。
まず、塾長・釜中明氏と衆議院議員・馬淵澄夫氏の対談。
テーマは<住まいとエネルギーを考える>。
原発事故後のエネルギー事情、再生可能エネルギーへの代替の話し、
スマートグリッド、エコグリッドを導入する新たな街づくりの話し、
なぜ日本の住宅は貧困か・・・建築基本法の話し、などなど話題は多岐に渡り、
知らないことばかりで、大変勉強になりました。
“住いはその人の価値観を内包している”
住まいについて学び、考えることは、
暮らし方を考えること、
生き方を考えること、
家族のことを考えること、
そのどれとも繋がっています。
馬淵議員はご両親と奥さまにこどもさん6人の大家族で暮らしていたそうですが、
家族で暮らすことの尊さを
「少しの我慢から得られる、総和としての恵みの豊かさ」と表現されていたのが印象的でした。
その後はいい家塾が考える「いい家とはこんな家」、200年住宅(!!)のプレゼンテーション。
飽きのこない美しいデザイン、超寿命を可能にする構造、そして、太陽の光、自然の風を有効活用・・・
あ~、あんな家に住みたい!!
塾長のおっしゃるいい家とは、オンリーワンで、夏涼しく、冬暖かい住み心地のいい家。
日本には欠陥住宅、シックハウス、短命住宅、結露でカビだらけ、などの問題を抱えた住宅が蔓延しているそうです。
「いい家」の啓蒙活動を塾長が始めて40年。
その歩みに、心を打たれました。
自分にとってのいい家とは?
考えるきっかけをいただいたと同時に・・・
ひとりひとりの大切な「家」を、大切にお手入れする。
そんな風に関われるわたしたちの仕事。
お客さまのお家への愛情が、また、深くなりました。