【Rugby】1/3 高校ラグビー準々決勝 | げんばえにっき。

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つれづれなるままに。

高校ラグビーの大会は、大阪桐蔭が優勝しましたが、
観戦日記はまだまだ残っております。
さっさと消化しなかったワタシが悪いのであります。

さて。

東京から夜行列車で大阪に戻り、
花園ラグビー場へ直行して、到着したのが朝9時前。
「文句なしの8強」が残る準々決勝で、混雑が予想されていたけど、
意外にスンナリとチケットを購入できて、少し拍子抜け。
試合まで時間が余ったし。それにしても寒いな...と彷徨ったところ、
障碍者ラグビー組合の方が、温かいスープを配っていたので、
ありがたくご相伴に与りました。美味しかったなぁ。
いや、ごちそうさまでした。

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最終的に、フィールドのエリアは立見が出るほどの盛況になったけど、
午前9時の時点では流石に座席は選び放題。
最近気に入っている、ビジョン側22mラインの最前を確保して、
グッズ売り場を見て回っていると、気付けば第一試合の開始時刻に。
ラグビー用品が入った福袋って、まだあるんだな。。。

第1試合 東福岡 40-12 長崎北陽台

前半は長崎北陽台がほとんどの時間で攻勢を掛けていたけど、
東福岡は堅いディフェンスで大きなゲインを許さず、
逆に、一瞬の隙を着く形で2トライを挙げて、14-0で前半終了。

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後半開始から間もなく、変わらぬ攻勢を掛ける長崎北陽台が、
FW戦で待望のトライを挙げて7点差にして、大いに沸いたけど、
これをキッカケに、東福岡が地力の差を見せる様に点差を広げて行ったけど、
長崎北陽台の善戦が光った試合だったように思います。

第2試合 大阪桐蔭 38-17 報徳学園

圧倒的な機動力でディフェンスを切り裂き、勝ち上がった報徳と、
フィジカルを武器に、相手を押し潰すように勝ち上がった大阪桐蔭という、
「関西対決」とは言え、対照的な色を持ったチーム同士の対決で、
どちらが上回るか、非常に楽しみだったのですが。

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結果は...まあ、フィジカル万歳だったということで(苦笑
ポイントになると、何人か跳ね飛ばして突き進むし。
ディフェンスも良かったっすね、大阪桐蔭は。
ラストで2トライを奪われるまでは、スピードスター達に仕事させなかったし。
大阪桐蔭さん、スコア以上の完勝でした。

第3試合 天理 29-44 桐蔭学園

見てると、天理ってかなり豊富な戦術の形を持っていて、
この試合中、手を変え品を変える形で桐蔭学園に食らい付いたけど、
最終的にこのスコアになったのは、天理がどんな手を打ってきても、
桐蔭学園は柔軟に対応し続けたことにあるんでしょうね。
自分がもっとラグビーの戦術に詳しかったら、
もっと面白く見られたんだろうな、と思わされる、ハイレベルな試合でした。

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あとはどこから蹴っても成功させる、桐蔭SO・津田くんのキック。
コンバージョンって2点だけど、この成否って後でジワジワ効いてくるもので、
(相手からすれば、自陣での反則リスクにかなりの重圧が掛かるし)
まさしくそんな展開の試合になりましたね。
15点差だけど、天理と桐蔭って同じ5トライだったわけだし。

第4試合 流通経済大柏 19-14 常翔学園

この日、唯一の接戦となった試合。
前半はまさしく常翔の方がイケイケで攻めまくり、
流経大柏は、ずーーっとガマンのターンが続いていたわけだけど。
大型バックスの突破でスタンドを沸かせる場面も目立ったし、
2トライ14点で終わったのが不思議なほど。
その流れが変わったのが、後半も終わりに差し掛かった頃に起きた、
常翔の自陣でのパスミスからの、流経大柏の初トライ。
この頃になると、常翔は攻め手に困って反則がかなり増えていたし、
もしかしたら逆転あるんじゃないかなー?とは思っていたけど、
この後、流経大柏が10分間で立て続けに2本トライを奪って逆転。
高校野球でたまにある「魔物」のような雰囲気の威力を、
ラグビーで久しぶりに感じた試合でもありました。

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2点ビハインドの中、敵陣奥で反則を奪った場面で、
PGを指示する監督(ベンチが目の前だった)に対して選手がタッチを主張し、
選手達のプラン通りに、モールで逆転トライを揚げた場面は、
もうそのまんま、3年前のW杯でのジャパンみたいでしたね。

現場の醍醐味を味わえた、楽しい準々決勝でした。