【ニーズの種類とシルエット】
《 「人を動かす唯一の方法」は
「人の欲しているモノを与えること」
である!・・ 》
アメリカの鉄鋼王・「カーネギー財団」
「カーネギーホール」でおなじみの
〔ディール・カーネギー〕の「名言」
です!
「欲しているモノ」=「求めるモノ」
つまり「ニーズ」です!
相手の「ニーズ」を満たせば、
相手も「あなたの目的に沿った行動」
をしてくれる!
逆に、
相手の「ニーズ」をはずしたら、
「人」は「あなたの期待に沿った行動」
はしてくれないよ!
つまり、「カーネギー」さんも
「スレチガイはダメだよ!」と
教えてくれているのです!
では,『人の欲するもの・・』って
なんでしょう!?
これが、なかなか「複雑」なんです!
単純に、「金品・物品」と考えては
いけません。
人間の「欲しい・なりたい」欲望は
「小」から「大」まで「無限」です!
『 今日の〈糧(かて)=食料〉を
必死に求める人々』がいれば
『 地位・名誉を求める人』もいる。
『 松の林の陰の、小さなかやぶきの
小屋を求める人(宮沢賢治)』もいれば
『 豪邸に満足しない人 』もいる!
『 ささやかな〈愛〉を求める人』も
いれば、
『 なにも求めないこと』を求める人
もいる・・・・・
・・・・・
と、ここまで来ると
≪ ワッカタ!・ワカッタ!よ!
早く、話を先に進めてくれる!?
じゃあ、一体どうしろと言うの‼?≫
・・・が、今のあなたの気持ち!?
では、「こうしてみましょう!!」
と言うのが≪今日のテーマです!≫
さて、どうするか!?・・・
・・・こう考えて見て下さい。
もちろん、あなたは
〔成約の結果〕を求められる
「営業」です!
あなたに
「常に求められる課題」は
「成約」の「数(量)と質」、
これをいかに高めるか・・?
「成約」の「数と質」を
どうすれば増やし、高める
ことが出来るのか??
今のあなたは、
この「課題」を「追求」する道・・
“ ロング ワインディング ロード”
〔長く、曲がりくねった道・・〕
=「営業の道」を進んでいます!
ところが、
「成約の数と質を高める!」
あなたのこの崇高な「道のり」を
妨害しようとする「現象」が度々
発生するのです!
『どうしてお客はスンナリと
《はい、契約しましょう!!》
と言わないか!?』
これなんです!
あなたに言わせてみれば、
≪この商品に興味があるから
私の話を聞いているのでしょう
・・・!?≫
=じゃあ、なぜ「ウン!」と
言わないの!・・・=
こんな気分ですよね!・・・
・・・・・・わかります!
「興味を持った!」・・だから
あなたの話を「聞く人」がいる!
・・これが「成約へ期待」です!
で、あるにもかかわらず、
「興味を持ってる“くせに”
〔買いましょう!〕とは
言わない〔客〕」・・・
・・・これが「成約への道」を
度々、閉ざす「障害物」!
一体、これは何なのか・・??
私の「行く手」をいつも阻む
この、
掴みどころのない、
モヤモヤ、イライラさせる、
得体の知れない、姿を見せない、
不可解な・・・「もの」!?
「コイツの正体」さえ解れば
もっと、うまく行くはずなのに!
・・・・・・❓
そうです!
「コイツの正体」こそ
「ニーズの正体」なんです!
『 興味は持っているが・・』
・・・『買います』とは言わない!
何故でしょう・・・!?
そこで、前回ブログの「宿題?」
「洗濯機を買いに来た若い女性」
の話を思い出して下さい。
「彼女」の「ニーズ」は洗濯機。
これは間違いないことです!
しかし、すぐに買おうとはせず、
「何かを考えている」様子!
「何が」彼女をそうさせるのか?
・・・・・・
▹ ▹ ▹ ▹ ▹
今日の「本題」に入りましょう!
【 ニーズの種類 】です!
実は、「ニーズ」には 3つの種類
があるのです!
「モノを求める」ときの「ニーズ」
1. 形のある「ハード」な「ニーズ」
2. 形のない「ソフト」な「ニーズ」
3. 自分でさえ必要性を意識していない
「気づいていない」「ニーズ」
この3つ「ニーズ」の組み合わせで
「商品」の価値を決めているのが
「購買動機」です。
「彼女」にとって「洗濯機」と言う
「商品」は目に見えて形のある
「ハードなニーズ」!
が、「ハードなニーズ」があるにも
かかわらず
「すぐに買おうとしない彼女」には
彼女が求める「ソフトなニーズ」が
別にあり
≪「目の前の洗濯機」は彼女の求める
〔「ソフトなニーズ」に応えていない〕
だから「買う行動」を起こさない!≫
と考えるのが「営業脳」なのです!
では、「ハード」の次に来る
「ソフトなニーズ」とは何なのか?
単純ですが様々です。
まずは「値段」です。
そして「メーカー」に拘る人もいます。
更に、機能・構造・デザイン・色・
大きさ・重量・耐久性・・・etc
「待ち」の【 販売 】の「お仕事」は
【ニーズの種類】の、1と2を「担当」
しています!
1.「ハードなニーズ」を品揃えして
2.「ソフトなニーズ」を選ばせる
この目的のために全ての「レイアウト」
を考えるのが【 待ちの販売 】!
多くの品々を置いて、選ばせる・・・
「スーパー」や「百貨店」、「家電量販店」
や「ホームセンター」に消費者の人気が
集まるのはこのためです!
この、
“自分で欲しいモノがわかっている”
“欲しいものに何が必要かも理解して
いる”「ニーズ」を【 顕在ニーズ 】
=「表面に現れているニーズ」
と私は呼んでいます。
もちろん【 営業の仕事 】にも、
1と2は含まれます。
が、・・「営業マン」=「人」の
「クリエイティブな働きかけ」が
要求されるのは、
1・展示して、
2・選ばせる・・・だけでは
「商品の持つ、魅力・価値」が
「十分お客に伝わらない場合」
『お客の欲求を満たす「何か」が
伝わらない場合』です!
「購入する」ことで
「発生する付加価値」の多い商品!
「求めているお客自身」にでさえ
「明確に意識」されていない無形の
「ニーズ」をもつ「商材の用途」
これらを
「お客のニーズ」を踏まえて
「コンサルタント」をする!
ここに
「営業の出番」が来るのです!
お客が
「あッ!この商品を買うことで、
こんなことも、あんなことも・・
出来るんだ!」と気付く、
「新しい発見」のお手伝いをする。
これが
「クリエイティブ営業」の「お仕事」
なんです!
「アラスカのエスキモーに冷蔵庫を
売る話!」
(ブログ⑧営業の主役=生産知識)
を思い出して下さい。
冷蔵庫は
「ものを冷蔵するための機械」
と「ハード」な「ニーズ」の
理解では
「冷蔵庫の中で毎日を暮らして
いるような」エスキモーの日常
には「無用な長物」!
彼らの興味は引けません!
しかし、
冷蔵庫が「室内にある」・・・!
そのことで生まれる
「生活の新しい素敵な変化!」に
気がつけば、
「気づき」を与えれば・・
寒風をおして、
外まで食材を取りにゆく手間が省け
⇒奥さんの家事負担が楽になり
⇒ご主人は奥さんから感謝され
⇒食卓は明るく楽しくなる⇒・・
「営業のクリエイティブな発想」が
「クリエイティブな気づき」を
「エスキモーファミリー」に与える
ことで「購買動機」に結びつく!
「営業の真価」がここにあります!
お客自身も気づいていない「ニーズ」
=【潜在ニーズ】を【顕在】にする
=気づかせる・・・のです!
▹ ▹ ▹ ▹ ▹
「ニーズ」には種類がある!
1.【顕在ニーズ】
① 自分で必要性を理解している
「ハード」に対する「ニーズ」
② 自分が理解している、
あるいはその場で「気づく」
「ソフトなニーズ」
2.【潜在ニーズ】
相手に指摘されることで「気づく」
「意識していない」「ニーズ」
お客の「ニーズ」を発見し
お客の「ニーズ」に応える!
これが「営業の仕事」・・・!
「営業」は「気づきの科学」です!
「営業」の「成約」とは、つまり
あなたが「何に気づいているか」
お客に「何を気づかせられるか」
この「アクション」と
「リアクション」の「結果」です!
では、次回は
「ニーズ」の限界
「ニーズ」の「変化と成長」を
科学しましょう!
デキル営業になるために!
それではまた!
お疲れさまでした!