訪問スタッフのスキル差 #14-1 | けんた社長のひとりごと(ALS患者の日記)

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2019年3月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)の確定診断。それからいろいろありました。これまでのこと。これからのこと。今起きてること。中年おじさんが話します。

 

訪問スタッフのスキル差 #14-1

ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたのが2019年3月、それから約4年、人生は大きく変わりました。生活のすべてがベットの上になりました。

現在、訪問サービスなしには生活することは不可能です。各スタッフさんには本当に感謝しかないです。

病気の進行による身体の状態変化により、サービスの種類は増加して、内容も変化し続けています。進行性の病気で有効な治療法がないから、症状固定しない。訪問サービスの内容も変化しつつづけています。致し方ないけど、やるせないですね。

訪問サービスを利用するようになってから二年以上になります。今では多くのサービスで、たくさんの方々が関わっていただいています。幸い私を担当してくれている方たちは、変更になることもなく、やっていただいています。

訪問診療の訪問医の先生や看護師さん

訪問看護の看護師さん

訪問リハビリの理学療法士さん、言語聴覚士さん

訪問介護のヘルパーさん

訪問入浴の看護師さん、ヘルパーさん

一週間に6つの事業所から20人近い人が来ています。担当者が入れ替わることもなく、曜日で固定されてサービスを受けています。

さすがに2年以上、サービスを受けていると、各スタッフさんのスキル差を感じるようになります。ましてや同じ処置、施錠、介助を曜日違いで複数の人から受けるとなれば、こちらが気にしなくても自然と個人のスキルを感じてしまいますし、比べてしまいます。

 

手技(排泄介助 etc)、手際、技術(衣服着脱  etc)

 

自分が訪問のサービスを本格的に受けるようになるまで、気にすることなど、あるとも思っていませんでした。寝たきりで暇だから目に行っちゃうんです。誤解を生まないために捕捉しますが、各スタッフさん一生懸命やっていただいているのは間違いないんです。

 

医療や介護 以外の一般の世界は、サービスを提供する側は能力に応じてランク付けされて、サービスを受ける側も支払う経済的対価の違いを当然理解をしていますよね。

技術者A,B,C……と単価がちがっていたり、指名料があったり、担当者選択制だっりetc

そもそも日本は自由主義経済ですからね。

お客様から1円でもお金を頂戴したら、お客様100:0会社の関係ですからね、料金50%offしたら、対お客様サービスも50%offでいいわけはない。

その理屈から言えば、保険制度で自己負担30%だったとしても利用者サービスは100%全力ですね。

医療・介護従事者の中に自分たちのいただく料金の大半は国や市町村からもらっているんだと、思っている人はいないと願います。

 

医療・介護は公的保険制度に良くも悪くも守られてるし、依存している。自由診療という世界があるけれど、非現実的で飛躍しすぎかなと思います。もう少し現実的なところでサービスを提供する側の報酬や受ける側の経済的負担にメリハリがあってもいいような気がする。

 

訪問サービスの利用者もいろいろ言われる方もいれば、言われない方もいるみたいですね。自分はどうみられているんでしょうか?まぁ、今さら言われても、アラフィフのおじさんの性格は簡単には治せません。訪問サービスの需要が高まる中で、スタッフさんのスキル差を簡単には解消しないですね。何かいい方法はないですかね。

 

 

(このブログについては、自分の対応できる範囲の中で書かせていただいております。そのため、自分を含む個人、法人、団体、組織、などの特定につながるような情報は記載しておりません。ご了承ください。そのため、わかりにくい内容になる場合があります。)