避難してから初めての朝を迎え、朝ご飯を食べた後にわたしは職員に呼ばれて別室で話をすることになった。
そこには昨日同行してくれた人たちがいて、ここではじめて市役所の職員だと教えられた。
わたしと職員を含め、5人で話をすることになった。まずはここに来ることになった経緯。Ⅾのこと。子供たちへのDVのことなど話をした。
職員は『よくここまで来ることを決めましたね。頑張りましたね。』と言ってくれた。そして市役所の方も、警察からの連絡を受けたのかⅮが昨日、警察へ連絡したので奥さんからそのうち連絡が来るだろうから今は待つようにとクギを刺してくれたとのこと
そしてこの避難をきっかけにどうしたいのかを一緒に考えることになりました。
まずは離婚をしたいのかを明確にすること。今は避難場所だが住む場所をどうするか。危険性が高い場合の対応。仕事が出来ないので金銭面での解決法など決めることが山積みだと気付いた
わたしは『ごめんなさい。色々ご迷惑をおかけします』と頭を下げた。
職員は『ハルさん、ごめんなさいじゃないんだよ私たちはサポートをしていくからいくらでも頼ってくださいね』と言ってくれたのだ。
この時、わたしは気付いたことがあった。『ごめんなさい』と言うことが口癖になっていて何をするにもごめんなさいを言っていたのだ。
Ⅾとの生活をする中で、機嫌を損ねないようにごめんねと謝ることが多かったわたしは自然と謝ることが普通になっていたのだ。
そして何をするにもⅮの機嫌を伺いながら生活をしていたのでこれをしたらⅮに怒られるかもなど行動のすべてにⅮが出てくることに気付く。
これが共依存なのだと知ったが、この共依存。簡単には抜け出せないんだとこの後も知ることになるのである。