最後の夜 | シェルターの女たち~モラハラ、DV、からの脱却~

シェルターの女たち~モラハラ、DV、からの脱却~

モラハラ夫から逃げ、離婚調停と三兄弟の子育ての奮闘記を
綴っていきます。

に浮気だと言われ、2時間以上ずっと本当に違うのかなど聞かれていた。こどもたちは先ほどのの言動や私にしていることに怯えて子供部屋にこもっていた。

 

とにかく浮気ではないけれど、異性と連絡をしていたことは謝り続けた。は『俺は何もやましいことはない。見てみろ!』と言うのでの携帯とわたしの携帯を交換して見てもいいことに・・・

 

の携帯のメールやSNSなどは怪しい点は無かったが、検索履歴を見たときにゾッとした。そこにはアダルトな動画の履歴がずらりとならび、そして出会い系サイトの登録の履歴まであったのだ。笑い泣き

 

おいおい。人に浮気だなんだと説教しといてなんだこれネガティブさすが性欲モンスター。動画は目をつむろう。しかし出会い系サイトは違うだろ!

 

『人に浮気とか言っといて、なんで出会い系サイトに登録してるの?』ちらっとしか見えなかったのだが、どんな女の子が好みですみたいなものも見えて本当に気持ち悪かった不安

 

するとは『登録しただけだろう。お前が相手しないからだし』と言ったのだ。

もう無理!!と思ったが、は『お前の行動がもう怪しいから今度からGPSをもたせる。とりあえず子供の携帯を常に持つこと(子の携帯はGPSでが監視できるやつだった)』と言ったのだ。

 

ああ・・・もうこの人からは一生逃げられないんだ。こんな風にしか私を愛せない人のところにいなければならないなんて・・・。

 

とにかく明日の相談日のことはにばれてはいけない。幸い私がもうAさんの連絡先を消し、1か月はAさんが夜勤になるので会うことはないと安心したのかはいつものようにこう言った。

 

きょうも夜にね。と。の仲直りの方法はひとつだけ。わたしと夫婦生活をすることだ。わたしはこの日、はじめて声を押し殺して泣きながら、にバレないように部屋を暗くしてこの出来事が過ぎるのを待っていた。そして終わった後にに聞いた。

 

はこの方法が愛を感じるの?』と。は『そうでしょ』と当然のように答えた。

は愛情を与えられなかった子供みたいに、わたしとの行為で心を満たそうとしていた。

 

わたしはこの夜を忘れることはないだろう。このと過ごした最後の夜を・・・