お祭りの前夜、子供たちと夕方から前夜祭で踊る為出かけようとするとⅮは『おれは行かないから。』と一言。子供たちのことも応援するって言ってましたよね?本当に口だけである。
もう気にしていても時間は来るのでわたしはこどもと行くことに
こどもたちは短い練習期間でも踊りを覚えて一生懸命にやっていた。ほかの子供たちの保護者も来ていた中、家族なのにここにⅮがいないこと。こどもたちの頑張りを見てくれないこと。なんだかむなしくなった・・・
踊りが終わってから軽くご飯をみんなで食べて明日も早いからと解散した。
帰ってからⅮがお酒を飲みながら『なんかないの?』とご飯の催促をしてくることにカチンとくる。だったら一緒にいけばごはん食べれたのに!と思いつつも明日の本番ではⅮに子供たちの送迎(踊りを各地域で踊るので、ほかの子含め乗せる係)をお願いされているので機嫌をそこねるとみんなに迷惑がかかると思い、なんとかたえた
翌日、朝の7時には集まり本番の準備をする。Ⅾもなんとか来てくれた。すると地域のおじさま方が『Ⅾくんは飲まないのか?』とお酒を進めてくるこのお祭り、男性陣はお酒を飲まされる風習らしく毎年、誰かがアル中で運ばれるのだ(笑)
しかし送迎係のⅮは最初は断っていた。わたしは運転はわたしがしてもいいけれど、送迎には必ずついてくることを条件におじ様たちと乾杯のビールだけならと許可を出した。まさかその一杯があんなことになるなんて誰も思わなかっただろう
そしてお祭りの本番がはじまり、子供たちも緊張の面持ちで踊りを踊っていく。そこにはたくさんのカメラやTVクルーなどが来ていたので子供たちもはりきっていた。
ふと周りを見るとⅮがいない。『あれ?どこいったんだろう』と周りに尋ねるもみんな知らない
探していると、私のママ友さんがきて『旦那さんあっちでうちの旦那と飲んでたけど大丈夫?』と声をかけてくれた。
ええー---なんで飲んでるんだ!!最初の乾杯だけって言ったじゃん
言われたところに行くともうハイテンションで飲みまくっているⅮを発見
『なんで飲んでるの?』と聞くと、『だって飲めっていうしさ~』というⅮ。断れよ!!
しかし近くにいた後輩によると、酔って焼酎を飲みまくってらしい・・・
うそでしょこの酔っ払いがこの日の最後まで迷惑をかけることになるのだった。
つづく