離婚話から2週間後、この日から子供たちは習い事と地域のお祭りで踊らなくてはいけない踊りの練習に参加することになった。習い事の後にあるので終わるのは20時半。そこからお風呂に入り宿題をさせて寝かす。毎日大変だった。
この練習に母親の私もついていかなくてはいけない。わたしはこのことを理由に家でⅮと二人になることを避けていた。わたしはほかの人から見ても顔色が悪かったらしく、この時親身になって話をきいてくれたママさんに人生を救われたと言っても過言ではない。
普通の人なら、愛されているねなど話もあまり聞いてくれないのだが、このママさんは真剣に聞いてくれて、ハルさんの話を聞くと危険性もあると思う。一度この話を知り合いの女性センターのスタッフに話してもよいかを聞かれたのでお願いすることにした。そのスタッフさんなら私の状況が危険な状態なのかを判断してくれると思ったからだ。それほどわたしは追い詰められていたのかもしれない・・・
そして仕事でも職場のAさんや同僚がⅮの異常さは分かるようで私の心配を常にしてくれていた。Aさんはメールでも危険だと思ったらすぐに警察を呼ぶことだよと親身になってくれた。のちに分かったのだがAさんの奥さんもある意味モラハラ気味らしく気持ちがなんとなくわかるからとおっしゃってくれました。
その踊りの練習も終わり、いよいよ本番!!しかしⅮがあんな大事件を起こすことなど想像もしていなかった・・・しかしこのことによりⅮの異常さが周りに伝わる結果になったのである